2007年10月29日

若干レイアウト変更

本家ブログの3カラムと違って、この読書ノートは2カラムなので、ぱっと開いていろいろなことをチェックできるようなレイアウトは無理である。
読書ノートブログを運営するに当たって、以下のことはよくチェックしている。
・コメント
・トラックバック
・前回はいつ書いたか
・カテゴリーに偏りはないか
・最近何を投稿したか
・今月は何冊分書いたか(月アーカイブで確認できる。1ヶ月30冊以上が目標。)
それで、コメントやトラックバックを上に、他にもよく利用するものを上へ上へと持ってきたのだが、そのうちまたこっそり変えているかもしれません。
posted by B&M at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 管理者日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0117『「従軍慰安婦」にされた少女たち』

★★★3
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「従軍慰安婦」にされた少女たち (岩波ジュニア新書)
石川 逸子

ジュニア向けの「従軍慰安婦」の本。
どこかでけなされていたような気もするし、この問題は結局どうなったのだったろう。
どういうスタンスでいるべきなんだろう。

僕はこの本を読んで、事実はどうかは別として、ありうることだ、とは思ったのだ。
人間はそちらにも行ってしまう、と。
それは事実かどうかは別として、僕の心の中に深く刻み込まれた。
確か大学に入りたての頃に考えたことだ。
僕はその頃性的な問題と原子爆弾について考えていた。
そんなに軽々しく触れるものじゃないよ、とあなたが言うなら、そんなことしてたら記憶は風化してしまうよと言おう。
結局僕の中で結論は出ていないままだが。
でも、どちらも現実にあったらいやだなあと思う類いのことだ。

 「船の中でトイレに行って吐いているとき、海軍の軍人がきて、犯されました。ほかの女の子もみな船のなかで犯されました」(p37)

どこかの国のどこかの少女は、今日もどこかへ売られていくのだろうか?
歌舞伎町の少女は、ドラッグをやったすえに路上で段ボールで眠っているだろうか?
援助交際は今日もどこかで続き、おやじは少女を買うだろうか?
トレイシーのように身体で稼ぐ少女もいるのだろうか?

目の前の少女たち、「そこ」へ転落してしまう者はいないだろうか?

女の子は好きです。
わからないことだらけです。
ときどきおとこは凶暴になります。
かわいい子は好きです。
それが利用されるような、利用しているような、そんな世界もあります。
魅かれないと生殖機能もどうなるんでしょう。
いまだ、わかりません。
ピカソもムンクも太宰治もよくわからなかったみたいです。
みんな、よくわかりません。
ただし、ひどいことは、やめておきましょうよ。

先日もアメリカ兵が女性に暴行を?
沖縄で焼けた風俗店では、十代の女の子の遺体が見つかりました。
posted by B&M at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0116『(1)死なないこと(2)楽しむこと(3)世界を知ること すべての男は消耗品である。Vol.4』

★★★★4
(1)死なないこと(2)楽しむこと(3)世界を知ること―すべての男は消耗品である。〈Vol.4〉 (幻冬舎文庫)
(1)死なないこと(2)楽しむこと(3)世界を知ること―すべての男は消耗品である。〈Vol.4〉 (幻冬舎文庫)
村上 龍

そのタイトルだけで4つ星だろう。
いつだったか、大学時代か、読んで元気になった覚えがある。
村上龍氏のエッセイは、エネルギーにあふれていて、元気になる。
それもただの馬鹿騒ぎみたいなのではなくて、理詰めのような、冷静な情熱なのだ。

ちょうどVol.4は映画『KYOKO』を撮っていたり、『五分後の世界』を書いていたりした頃だ。

 書いて、考えて、書いて、考えて、できれば小説という容器を壊してしまいたい。
 それに、もっともっと技術が欲しい。
 すべては技術なのだと思うようになった。
 それはキューバで、『恋はいつも未知なもの』というジャズを録音した時にも、そう思った。
 表現上の困難を打ち破ることができるのは技術だけだ。
posted by B&M at 19:36| Comment(0) | TrackBack(1) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月28日

0115『ねじまき鳥の探し方』

★★★3
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ねじまき鳥の探し方―村上春樹の種あかし
久居 つばき

『ねじまき鳥クロニクル』の攻略本、解説本。
そのマニアックさには舌を巻く。
本当かどうかは知らないが、すごく練りに練られていたのかもしれない、と、自分の読みだけでは決して気づかなかったであろういろいろなことに気づかされる。

新しいカテゴリーを作ろうか迷ったけれど、これも「小説」とする。
まあ、文芸評論の本だが、この本に関して言えば、この本自体が「小説」かもしれない。

 また、そうしてみれば、「間宮中尉」が放り込まれたモンゴル高原の井戸の緯度が、間宮林蔵ゆかりの樺太の地の緯度内に含まれるのも、何かの偶然というものではないでしょう。ここでも村上春樹は、ちゃんと「緯度合わせ」を、やっちゃってくれてます。
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2007年10月27日

0114『10代の女の子のセックス』

★★★★4
10代の女の子のセックス (デザート特選シリーズ 3)
10代の女の子のセックス (デザート特選シリーズ 3)

ヒソ・・・ヒソヒソ砒素・・・こんな御下劣な漫画に・・・ヒソ・・・職業柄、やっぱりねえ・・・ヒソ、ヒソヒソ砒素・・・ただのエロ漫画じゃない・・・変態・・・砒素ヒソ・・・デザートですって・・・早く辞めちゃえば・・・こんなものに4つ星・・・ヒソ・・・やばいんじゃないのあの人・・・

ひ、ひかないでくださーい凸(`▽’)
ちゃんと講談社から出てるまともな本です!
もちろんまともじゃない出版社から出ているまともじゃない本も読みますけど!

悪いコになりたかった

本当はずっと体を売りたくてたまらなかった


この頃の漫画では中学生でも平気で性行為をしている。
日本橋ヨヲコさんの漫画でもそうです。
実際についてはデータに振り回されてよくわからないし、データは「全員」を対象としていないので実態はわからない。
けれど、未成年の援助交際や妊娠中絶やなんかは現実に問題になっているわけで。

そんな中、この本はけっこう共感的に十代の性を扱っているのではないか、と思う。
共感的に勉強するのって、重要なことです。
あ、これは読み込むデバイス側、つまり僕の方に、少女漫画に対する免疫があるってのもあるかもしれない。
『花より男子』とか、『マーマレードボーイ』が僕がうら若き頃のブームでした。

「本物の苺シロップの作り方知ってる?」
「知らん」
「苺水につけて一晩たつごとに砂糖を加えるの。5日目にはすごいキレーなルビー色になるんだよ」
本でみて、まるで恋みたいだと思った。


いや、ほんとに案外きちんと作られてて面白かった。

恋愛は他者を捉える上で、異性(異質、異物)を知る上で、生殖上も、重要なことだと思う。
悩むし、その悩みを回りが肯定してくれる土壌がすでにあるものだし、悩んだ分成長があるものだし。
これは、心の問題だ。
それを抜きにすると、物質的になり、即物的になり、ドラッグや金銭的なものになりやすい。
心をなくすと、問題になる。
うまく、ひとりひとりが、成長していく上で直面する問題だ。
それに、遅い早いはない。
ある日決まった日にみんなで一線を踏み越えるような文化は日本にはない。
それぞれがそれぞれの責任の上で越えていく。
だから、難しいし、個々のケースが違っていて、大人としても対応しづらい。
問題にならなければわからないことでもある。
でも、その問題に直面する前に、なんらかの形で予備知識を与えておかなければならない。
テレビや漫画などをソースにして、直接・または間接(うわさ)的に彼/彼女らは情報を得ているに違いない。
そういう意味では、この漫画は良心的だ。(心がある。)(でもこのシリーズの「2」は、『10代のお水ワールド』という。・・・いいのか。それが現実なのか?)

ロストバージン、援助交際、カッコよくなりたい、同性愛、ひとりH、イッたことがない、浮気のH、同棲、元カレ元カノ・・・
8人の漫画家の短編集。
posted by B&M at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0113『南瓜とマヨネーズ』

★★★★4
南瓜とマヨネーズ (フィールコミックスGOLD)
南瓜とマヨネーズ (フィールコミックスGOLD)
魚喃 キリコ

わたしたちの
この ありふれた平凡は

本当はとてもこわれやすくて

なくさないことは奇跡


実は初の魚喃キリコ(なななんきりこ)作品だった。
地元の、今度潰れる大型ショッピングモールの最上階にあるコアな本屋で見つけて買った。
「これで泣けなかったらあきらめます」みたいなポップだったと思う。(あ、案外覚えてるもんだな。)
1度宝島社から1999年に出ているものを、2004年に再刊行したもの。

静謐な文体(あ、これは漫画なので絵体かな)に惚れた。
今度、映画『ストロベリーオンザショートケイクス』も見たい。
この本の最後の「対談」には、『Tokyo Sora』との共通点みたいなものについても触れられているが、あの映画もよかったなあ。
そういう女性たちが、好き。

二十代の終わる頃も、けっこう人恋しいピークだったんですよ。このまま一人で孤独死するかもって。毎晩、いま死んだらどうしようって思ってたけど、最近はもう、何も感じなくなってきちゃった(笑)。(対談より)
posted by B&M at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0112『ライフハックス鮮やかな仕事術―やる気と時間を生み出すアイディア』

★★2
ライフハックス鮮やかな仕事術―やる気と時間を生み出すアイディア (MYCOM新書)
ライフハックス鮮やかな仕事術―やる気と時間を生み出すアイディア (MYCOM新書)
佐々木 正悟

 しかし結論を先に言えば、それを聞いた瞬間がっかりした。教授は、「とにかく、プロクラスティネイト(グズ)してはいけません。そういう気持ちになったら、立ち上がって、コップ一杯の水を飲んで、何も考えずにすぐに取り組みなさい」とアドバイスしてくれたのだ。これを聞いた読者の方も、大したアドバイスとは思わないだろう。


前回紹介の『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』の著者のうちの一人、佐々木さんの書。
著者が一人なので、それなりの一本の糸が通っているような感じがする。
著者が一人だと、アイディアの枯渇がデメリットだが、こういう糸が通る点では読みやすく、より本らしくなる。
しかし、やはり、さすがにもう食傷気味。
しばらくライフハックスはいらない。

ハックスというものはすごく上っ面なものだし、そういうものにはまるものではない。
人間の上っ面ばかりに切り貼りするような小手先の技みたいなもので、本質に迫るようなものではない。
もちろん毎日毎日そのハックスを続け、ある日何か光あるところへ出ることもあるだろう。
しかし、こうも大量のハックスを前にすると、あれもこれもということにしかならない。
4冊紹介してきたが、このくらいで十分であろう。
自分にあいそうなものを2,3見繕い、生活の中に入れてみよう。
長い時間に耐えるかどうか。
生活の深いところまで迫ってくるかどうか。
迫ってこないが効率だけはあがったということもあるかもしれないが、果たしてそれが幸せを呼ぶかどうか。
そのあたりに、今度は興味がある。
posted by B&M at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0111『スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術』

★★2
スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術
スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術
大橋 悦夫,佐々木 正悟

スピードをあげるためのハックス集。
どこか、ソフトウェアの紹介集のような感じにもなっている。
その点、参考になるところも多いだろうし、そんなものがあるんだということを学ぶだけで得るところは多いかもしれない。
でも、そういう本当にカタログ的な読み方をする本はそんなに「楽しい」とは感じられなくて・・・。
やはり、どこかに文章的な流れというか、論というか、なんかそういうものがあればなあと思った。
自分がハックス本を読むのも数冊目、というのもあるかもしれない。
ネットでも、雑誌でも、ハックスはもうあふれているから。

『TIME HACKS!』『IDEA HACKS!』とは別シリーズ。
名前がややこしい。
紹介されている図が細かい印象なので、上記2冊より情報量が多い印象を受けるが、中身はそう変わらないと思う。

HACKSも、取り上げる人の性格やクセによって毛色が違うものになるだろうが、そのへんの違いまで考えるほど暇ではないので放っておく。
HACKS消費者は、製品を眺めるように自分にあったものだけを手に取り消費する。
特にその辺りまで考え及ぶことはない。

けれど、時に道具は人を規定していく。

昼夜を問わず一定のスピードで働き続けることができる機械とは違い、私たち人間は、適度なタイミングで"息継ぎ"をしながら、すなわち休息を取りながらのほうが、仕事のスピードを維持しやすくなるのです。
posted by B&M at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0110『IDEA HACKS!』

★★★3
IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣
IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣
原尻 淳一,小山 龍介

前回紹介の『TIME HACKS!』の姉妹書。
表紙や本の質感などが、程よくて好き。
今回はアイディアをいかに生み出すかということについての周辺のハックス。
それなりに参考になる。

前回は時間に関して、今回はアイディア生産についてのハックス集。
巻末に、メールマガジンに登録すると残り11のハックスのPDFがもらえるなどの情報あり。

ある芸術が文化として深まっていくには、形式が必要になります。たとえば歌舞伎が成熟していくためには、毎年、繰り返し行われる演目の形式を整える必要がありました。江戸時代、それを「定式」と呼びました。
posted by B&M at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0109『TIME HACKS!』

★★★★4
TIME HACKS!
TIME HACKS!
小山 龍介

はじめて読んだHacks本。
なので、非常に面白かった。
仕事もまだまだ1年目の頃で、いろいろなことが参考になったような気がする。
時間に関してウェブ、株、コンサルタント、スポーツ、禅、音楽などの知識を援用して解説・思考するのが、小技が効いて面白い。
僕のような「会社」を知らない人間が読むと、そういうのがなおさら面白い。

ただ、次回も続けて紹介する、このようなHacks本というのは、勢いアイディアのカタログ本のようにならざるを得ず、どこか似通ったアイディアが散見されたりするのは、ご愛嬌。

注1 ハックとは、コンピューターのハッキングというように悪い意味で使われていたが、「問題をサッと解決する」というポジティブな意味もある。最近では、生活を楽しくストレスフリーにするためのコツが、「ライフハック」と呼ばれるようになった。
posted by B&M at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月17日

0108『STRIDE HITOMI YAIDA REAL LIVE DOCUMENT』

★★★★4
STRIDE―hitomi yaida real live document
STRIDE―hitomi yaida real live document
Kei Masuda

でもライブで忙しいのが、いちばんいいし。


歌手、矢井田瞳の2002年2大ドーム公演のドキュメント写真集。
僕が矢井田瞳にはまっているから、ということで四つ星。
ところで、ヤイコが歌っている姿を眺めていると、『ソラニン2』を思い出した。
浅野いにおさん、ヤイコをモデルにはしてないよね・・・?
あまりに歌手の写真集なんか見たことないし、女性ボーカルのライブなんて行ったことないし。
あ、でもテレビでいくらでも見れるか。
でも、ともかく、なんていうか、「歌ってるなあ」って感じの理想的な元気さがあるんだよね。
そこらへんが、僕は好きなのだと思う。

なんかね、音楽に関してはどんだけ勉強したとしても、感情がいちばんなので。そういうことを考えると、職人っていうのは当てはまらないかなと。


表紙を剥ぐと、裏面が準備中の、観客が誰もいないドームの写真になっている。
ミスチルのドームツアーを思い出して、切なくなる。
ドーム風とか、あったなあ。
ああ、あったなあ。

せり上がって、人が張りついてるみたいで、人の壁みたいに見えるんですよ。で、私は目がいいにしても、表情までは見えなくて。それで人間悪いほうに考えるところがあったりしますんで、みんなの顔が、目が点々とこうなってるだけ(手で目と口を書くしぐさ)に見えて。


インタビューの文字が銀色でテカって、読みにくかったけれど、僕として共感することが多々あった。

何がいちばん大変かと考えると、それは生きるという意味でも、「続けること」なんですよ。


尊敬できるクリエイターとして、結婚して丸くなったかに思えるヤイコだけれど、これからも見守っていきたい、いや、見守ることで元気をもらうというか、背中を見せていてほしいと思う。
エッセイ集『転がる』も買いました(笑)
どんだけはまってるねん(と、この前ある友人から言われましたが。)。
posted by B&M at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月16日

0107『できる人の勉強法』

★★2
できる人の勉強法
できる人の勉強法
安河内 哲也

 勉強ができる人の多くは、情報が少しでも枯渇するのに耐えられない性格です。


けっこう頷けることの多かった勉強法の本。
地道なお勉強をしましょうよ、という真面目さは大いに買える。

教えられたことを、「なんの疑問もなし」に鵜呑みにできると、記憶もしやすいと思う。
自分でそれを「否定」しないので、生理的にも覚えやすいだろう。
僕は、そういうことが苦手、というか、嫌いなタイプだ。
いちいちに生理的ななんやらを、"感じ"を持ち込んで、自分で自分を混乱させるタイプ。
勉強には当然向かない。
でも、そんなうざったるさ、煩わしさが、僕は自分で、好きだ。

そういうタイプの人間にとって、資格をとったり、試験に合格したりするのは至難のわざだ。
だから、こういう本に書かれてあるノウハウは、効率について、他人が考えてくれていて、参考になる。
自分のいろんなスイッチをオフにして、この本の通りにできれば、たぶん、きっと、どんな試験にでも合格できる。
でも、なかなかそれは、難しい。

大学に通っていた頃、教授に、教採は割り切ってやれ、と言われた。
教員になるためには合格することが必要なことなのだ。
社会的にそれが求められているのだ。
そのときだけは、死にもの狂いでやれ。
いろんなスイッチを切ってでもやれ。
4回もかかって、やっと合格した。
これからは、スイッチを切らずに、いろんなことに挑戦したい。

そのためにも、客観的に、効率のいい勉強について考えておくことは必要なことだったと思う。
『「超」勉強法』とか、すでに何冊かは読んできたけれど、それでもなおそれなりに(星ふたつぶんくらいに)面白かった。

 いまでは、私は、悪口を「勲章」と考えています。まわりがムカッとするほどの力をつけたからこそ、批判されたり、悪口をいわれたりするのです。
posted by B&M at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0106『地下鉄の風に吹かれて』

★★★★★5
Image
地下鉄の風に吹かれて
南 Q太

家 遠いから
帰るの面倒くさくってね 最近
てゆうか
淋しいから あんま 帰りたくないし


奇跡みたいな漫画。
と言うと、大げさか。
0058『タラチネ』で大いに見直した、南Q太さんの短編集。
傑作。
粒ぞろい。

表紙が真っ赤なのも気に入った。
それを剥がすと綺麗なグリーン。(『転がる』のモスグリーン?)

もう、なんていうか、ぜいたく。
南Q太さま、これからもいろんな味のある漫画を読ませて下さい。

なんなんだろうって
いっぱいウジウジ考えたいの私は
そうやって自分のことは
自分でこたえみつけたいんだよ
posted by B&M at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月15日

0105『TRIP EX. Hot Essence―三浦敦子初写真集』

★1
TRIP EX. Hot Essence―三浦敦子初写真集
TRIP EX. Hot Essence―三浦敦子初写真集
河野 英喜

さて、写真集をここに載せることで、幾つか興味深いことが書けそうなので、断行してみた。

まず、写真集を星で評価することは、女優その人自身を評価することにもなるのだろう。
なんかよさそう、と思って、女性的に孤独な僕は、ヤイコやSalyuや言いながら、今夜も浮気に女性の美を探す。

僕はこの人を、まったく知らない。
なので、ちょっと調べてみることにする。
三浦敦子 - Wikipedia
1978年生まれ。
この写真集は、25歳のときのものであるようだ。
ただし、Wikiでは生年月日について疑問な文章があった。

と思ったら、映画『LOVEHOTELS』オフィシャルサイト | Excite エキサイト : 映画に出てる人じゃないか。
サエコが出ていて惚れたこの映画。
いやあ、人間の記憶力って、実はけっこうすごいのかも。
この時の印象で、たぶん、この写真集にぴんときたのだ。

そういう意味でいうと、どんな形であれ──先輩芸人が若手芸人などといろいろしゃべる後ろに座っているだけでも──メディアに姿を露出することは、アイドルや女優にとってはプラスになるのかもしれない。

Amazon.co.jp: 三浦敦子写真集「ATSUKO MIURA /HAJIME SAWATARI」: 本: 沢渡 朔なんかを見ると(4作目の写真集)、消費者が写真集についてどう見ているのか、みたいなもののちょっとした参考になるので面白い。

この写真集自身のアマゾンでのレビューAmazon.co.jp: TRIP EX. Hot Essence―三浦敦子初写真集: 本: 河野 英喜も、肯定的ではない。

「肉迫感がない。」「乳を見せればいいわけではない。」

すごいな。
素人にはなかなかついていけません。

では、そんな「裸体写真集初心者」なりの、今回の写真集の分析。
実は僕はヌードの写真集をほとんど買ったことがないのだ。
なので、今回、しみじみとこれを眺めながら(ああ、孤独・・・)、分析してみようというのも、この記事を書いた理由でもある。
そうでなければ、引用文もないこんな違反は許されない。

女の子が髪を左右にふたつにくくるのが好きなのは、僕の個人的な趣味だろうか。

ひざまずいたりするポーズは、服従を示唆しているため男性にとってはいいのではないか。

後ろにちょっと振り返り気味で撮ったりするのは「定石」だろう。
これは初心者にもわかる。
では、なぜ振り返り気味なのがいいのか。
物語的に考えると、彼女が前を走っている、振り返って「僕」を見てくれる。
美女に引っ張り回されたい男子にはいいショットなのだろう。
漫画などではこのパターンはよくある。

尻を強調するようなポーズは、母性を表している。
いい腰つきは、それだけで生物の種の保存として魅力的なのだろう。

上目遣い。
ちょっとおねだり、のような、助けて、というような。

ちょっと乳房を握っているところなどは、なんか、乳がんの検査みたいな気もして(それは個人的な印象か)、なんだろう、変な気分。

水辺は、濡れる、おもらし、豊穰。

裸スーツいい!!
なんだろう、肌の感触がなんか、伝わってくる気がする!!
なんでだ?!

わざと泥や土で汚してみると、逆に清潔さが際立つ。

色。
特に原色に近いような、色を使う。
プールの底が青。
よく見る光景。

最後のほうのピンクの、ロリをイメージしたのかな、は、ちょっとなあ。

今回、ブックオフでこの写真集に1000円はたいたわけだけれど、やっぱりビジュアルてきなものは、繰り返しに弱い。
二度三度見ると、もう飽きる。
映画もそう。
文章は、見るたびに違う角度で迫ってきたりして、やっぱり、パフォーマンスがいい。

まあでも、今回、「自分自身を読む」ことができて、よかった。


参考:
三浦敦子 公式WEBサイト(ブログあり)
posted by B&M at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0104『ノートブック』

★★2
ノートブック
ノートブック
内田 春菊

Amazonユーズドで¥1なんて破格な値段で売られているんだけれど。
ブックオフで100円だったものを購入して、読んだ。
読んだのは朝日ソノラマ版。

どんな話でもすらすら読ませてしまう内田春菊さんは、やっぱり天才なのだろう。
乳やりで「ぼけた頭」で出した本。というようなことを堂々とあとがきに書けてしまうのも才能。

女のくせに
性欲あるやつなんて
信じられへんわ

ゲーしそうや
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2007年10月14日

0103『かみさまお願い』

★★★3
かみさまお願い (BUNKA COMICS)
かみさまお願い (BUNKA COMICS)
南 Q太

あたし
こっちの耳
聞こえないの
右耳


むか〜し、学生の頃に読んで、衝撃だった。
エロ本みたいな感じだった。
0058『タラチネ』で紹介した、南Q太氏の漫画で、はじめて読んだもの。

0058『タラチネ』』では、「いつもの若者の恋愛模様とセックス(…)この人の描く女の子は目がぱっちりしていて可愛い。そして、必ずと言っていいほど登場人物達はセックスしていく。エロい。でも、セックスで完結しないので、エロ漫画にはならない。どっか切なさがあった。」と書いたが、この漫画もそういう漫画。

なんせ、エロい。
なんでこんなにエロティックに描けるのだろう。

兄妹の恋からホモセクシュアルまで、性に目覚め、性的に可能になった人間たちの交わりをテーマにしている、と言ったらいいのだろうか。

Q.
ところで、あなたにとって、セックスはスポーツの一種ですか?
それとも永遠の愛を確かめあう儀式ですか?
初体験は神聖なものですか?
それとも早く棄てるべき、重い、わずらわしい忌むべきものですか?

文庫版:
かみさまお願い (祥伝社コミック文庫―南Q太傑作選)
かみさまお願い (祥伝社コミック文庫―南Q太傑作選)
南 Q太
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2007年10月09日

0102『思考の整理学』

★★★★★5
思考の整理学 (ちくま文庫)
思考の整理学 (ちくま文庫)
外山 滋比古

 ちょっと考えると、籠城している人の方がいい論文を書きそうであるが、実際は人とよく会っている人の方がすぐれたものを書くようだ。


読むたびに思考についての新しい知見が得られる。
先日、本屋の店頭にこの本が並んでいた。
実は僕は、この本をちょっと読み、読みくさしてはまた読み、と、大学時代からかかってやっと読み終わったのだ。
今日の本屋の店頭に、この、僕が誕生する頃に書かれたエッセイ集が並ぶこと、そして、ここに書かれてあることに、現代の人々も大いに得るところがあるということ。

どこかの雑誌で、著者外山氏のエッセイを見かけたことがある。
この人の文章は、わかりやすい。
リズムがよく、軽石を跳ぶように様々な事象を跳んでいく。

 この分類されたものを、じっくり時間をかけて、検討する。急ぐと、ひそんでいる価値を見落とすおそれがある。ひまにまかせてゆっくりする。忙しい人は整理に適しない。とんでもないものをすててしまいやすい。整理とは、その人のもっている関心、興味、価値観(これらはだいたいにおいて同心円を描く)によって、ふるいにかける作業にほかならない。価値のものさしがはっきりしないで整理をすれば、大切なものをすて、どうでもいいものを残す愚をくりかえすであろう。

0101『どろろ』

★★2
どろろ (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
どろろ (1) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)
手塚 治虫

主題歌がMr.childrenの『フェイク』、主演が妻夫木君、柴咲コウさんで近年映画化された話題の漫画。
予告編でノックアウトだったが、映画のほうは・・・。エンターテインメントとしては、といった感じ。でも、「本物の」エンターテインメントかどうか。
ブラックジャックの原形になったとも言われていて、なるほど、ピノコか。
しかし、違うのは、主人公の「百鬼丸」ではなくて、ピノコのほうの「どろろ」がタイトルになっているところ。

それにしても、妖怪を倒すたびに弱くなっていく主人公とは、見事。

妖怪と人間の間を行き来しながら、百鬼丸とどろろの旅は続く。

へへへの
へへへの
へのへのへッ


どろろ (2) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka) どろろ (3) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)

参考:映画『どろろ
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2007年10月08日

0100『海辺のカフカ』

★★★★★5
海辺のカフカ〈上〉
海辺のカフカ〈上〉
村上 春樹

海辺のカフカ〈下〉
海辺のカフカ〈下〉
村上 春樹

僕が学生の頃に発売されて、布団に転がりながら昼夜問わずに読み通し(学生ってほんと贅沢ですねえ)、泣いた。
泣かされた、と思った。
なんてうまいんだろうと思った。
なんてすばらしいんだろうと。

文章も心地よく、様々な要素が絡み合って物語は進行する。
もともと『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』の続編として書かれようとしたが、独立したらしい。
でも、ふたつの異なる世界が絡み合っていくところなどは、なるほどな、と思うわけだ。

すべては想像力の問題なのだ。僕らの責任は想像力の中から始まる。


文庫版:
海辺のカフカ (上) (新潮文庫) 海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

関連書籍:
少年カフカ
少年カフカ
村上 春樹
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2007年10月07日

0099『おもしろさの創り方』

★1
マンガ編集者が語るおもしろさの創り方
マンガ編集者が語るおもしろさの創り方
八窪 頼明

類書から見れば大したことがない。
でも、子どもでもわかるようにわかりやすくは書いている。
大き目の本なので、少し値段がはる。
イラストは豊富だが、使い回しもあり、また、やっぱり少し子どもっぽい。

漫画のおもしろさがこのくらいで止まってしまってはおしまいだ。
でも、これは基礎みたいなもので、算数みたいなものだと思う。
「その程度のこと」と思っている人に限って足元がおろそかだったりする。
僕のような新参者には必要な初心者本。
とりあえず「形にするに耐える」ものを作るなら、これを読むことにも意味がある。

 この友だちの「?」のついたセリフが、友だちの一番の関心事なのです。(P73)
posted by B&M at 15:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0098『3時間で「専門家」になる私の方法』

★★★3
3時間で「専門家」になる私の方法
3時間で「専門家」になる私の方法
佐々木 俊尚

404 Blog Not Found:書評 - 3時間で「専門家」になる私の方法さんとこで知って、本屋で見つけて購入した本。

「クオリア」「セレンディピティ」といった言葉を使い、新しい時代のカッコ付きの「専門家」になる方法について書かれた第4章、第5章の「実戦」が圧巻だった。
佐々木氏と共にネットの世界を歩きながら、そうか、時代はどんどん変わってきているのだなあ、と思った。

毎日新聞社に勤めたこともある著者の「マトリックス」ということについても面白かった。

 そうではなく、あくまでも軽やかに、あくまでもフットワーク軽く、さまざまな記事を拾い読みして、その記事たちの間に漂っている空気感や雰囲気みたいなものを、うまくすくい上げていくことーーそれこそがインターネット時代のクオリアをつかみとる新たな方法なのです。
posted by B&M at 08:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0097『アムステルダム』

★★★★★5
アムステルダム 新潮クレストブックス
アムステルダム 新潮クレストブックス
イアン マキューアン

豊穰な小説世界を堪能させてくれる傑作。
いい意味で文学的。いい意味で読みづらい。濃厚。
読んでよかった。
一度読んでおけば、またあとでパラシュート的に気楽に開いて、そこだけ読んでも面白い。

特に、70ページ(単行本版)にある、クライヴが列車旅行に出るくだりは、当時の僕にとって感動モノの描写だった。
2度目にそこだけ読むと、味気なかったのは、たぶん、保坂和志氏がいうように、小説とは、(全体を)読んでいる、その瞬間にしかないものだからだろう。

小説の引用について、「一文引用」についてで考えたりもしたが、結局のところ、小説の楽しさを「感想」に置き換えることはできない。
さすればこのような読書ノートに書くべきは、小説を読んだ後の「なんとなし」の気分やなんかだろう。
もちろん、技術的なことなどをノートしてもいいが。
技術的なもの?
『アムステルダム』については、そういうものを超越していて、読むこと自体が快楽だったので、めっそうもない。
良質の文学というものには独特の重厚な音楽が鳴っていて、時々その調べに耳を澄ますのは、無駄なことではないと思う。

できれば、そういうものの書き手になりたいものである。

 しかし今となってみると目の前こそが現実のようだったーー何平方マイルという安っぽい現代住宅の主な役割はテレビアンテナや衛生のパラボラを支えることのようで、工場はテレビで宣伝される下らないがたくたを製造し、さびれた駐車場にはそれを届けるトラックが列をなし、ほかのあらゆる場所は道路と交通地獄。まるでどんちゃん騒ぎのディナー・パーティの翌朝だ。(P70-71単行本版)


文庫版(僕はこちらも買ってしまった):
アムステルダム
アムステルダム
イアン・マキューアン,小山 太一
posted by B&M at 08:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0096『脚本通りにはいかない!』

★★★3
脚本(シナリオ)通りにはいかない!
脚本(シナリオ)通りにはいかない!
君塚 良一

わたしは、観た映画について話す時間が大好きだ。


『踊る大捜査線』『TEAM』などの脚本家、君塚良一さんの創作的エッセイ集。
さまざまな脚本を読み解き、脚本書きについて、深める。

ご自身も「プロの(…)方に向けて話をしようと思います。(p163)」と言ってなされた「特別講座」なども、なるほど、と思うところも多々あって。
ディーン・R・クーンツの『ベストセラー小説の書き方』のタイトルもいかがわしいと思うほうだが、読むとこれが面白い。
集団心理の操り方だとか、多くの人間が感情を揺さぶられることだとか(普遍性、というと高尚さが増すだろうか?)、決して軽はずみで低俗なわけではない。
キングも言っている。「売れて何が悪い」と。
学者が有り難がるものばかりが芸術ではない。

「特別講座」が二つ、他はさまざまな映画の脚本を読み解いている。
文章もわかりやすく、楽しめた一冊。

Q 古い映画は観なくていいというのはどうしてですか?(p98)
posted by B&M at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月03日

0095『アインシュタイン150の言葉』

★★★3
アインシュタイン150の言葉
アインシュタイン150の言葉

7.わたしは一日100回は、自分に言い聞かせます。
わたしの精神的ならびに物質的生活は、他者の労働の上に成り立っているということを。


『Bite-Size Einstein』という本を底本に、それを「減らす」形で翻訳・出版したもの。
ディスカバー社にとっては初の翻訳本だったとか。

タイトル通り、アインシュタインの150の言葉が並んでいる。
それぞれに意味が深く、驚くことが多かった。

ただ、この値段はそれに見合うものか。
少ない言葉、省略された言葉、要約されるストーリー、それらは親切ではなく・・・。

もちろん、しかし、僕のように、アインシュタインをわずかな時間でちょっと齧ってみてその入り口を知れる、という効用はあるのだろうが。

相対性理論ということはまったくもってわからないのだけれど、アインシュタインという人がいろいろなことに悩み、苦しみながらも生きていった人なのだな、ということがわかった。
アインシュタインの残した言葉は普遍的で、奥深い。

44.手段は完全になったというのに、肝心の目的がよくわからなくなったというのが、この時代の特徴と言えるでしょう。
posted by B&M at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0094『一冊の手帳で夢は必ずかなう』

★★★3
一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法
一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法
熊谷正寿

現状に手一杯で、自分の将来に対してまるでイメージが持てず、ただ浪費されていく人生に焦りを覚えていました。

大学時代に読み、強く影響を受けた手帳本。
すぐさまダヴィンチ手帳を買い求め、同じようなフォーマットの手帳を作った。
Amazonなどで、スターターパックも売られている。

「夢・人生ピラミッド」は、バランスのよい人格形成を、という配慮が素晴らしい。
ともすれば欲望に走ってしまう現代人にとっては必要なこと。

「未来年表」は、10年後を見通してみる、という点で衝撃だった。

そして、「チェックリスト」「箴言リスト」。
あらゆる点で、大学時代の手帳初心者の僕にとっては新鮮だった。

でも、結局、それらからは離れ、「超整理手帳」へと移行することになる。
どこか、かたっ苦しくなったことがその一因だ。
僕はたぶん毎日ミサに通うとか、毎日聖書を開いてお祈りをするとかいうことに向かない性格なのだ。

それでも、この本に書かれてあることを知っていると知らないとでは、大きな違いがあったのだと思う。
結局、この手帳と肌があわなかったからといって、この手帳法の否定にはならない。
「僕にとっては」向かなかっただけのこと。
そして、自分に向かないことについていくばくか知っているということは、財産になると思う。

私はもともと三日坊主です。だからこそ、そんな自分を縛るために夢を手帳に書いている部分もあるのではないかと思っています。

2007年10月01日

0093『CARNIVAL』

★★★★4
DnD01.jpg
カーニバル
結城 美栄子

1284年6月26日、ドイツのハーメルン(Hameln)の町に一人の笛吹き男があらわれ、130人の子供達を連れて失踪してしまいました。


女優結城さんの陶芸人形の写真集。
ブックオフで100円。
いい買い物をした。

幻想的な人形たち。
P50で佇む「笛吹きカラス」のたたずまいはハシビロコウみたいな神々しさで好きだ。(自ブログハシビロコウに惚れる参照。)
「カーニバルをまつ子供たち」のあの表情!(P65)
「白猫」は猫と女体が合体している。猫の連作のひとつ。その美しさ。猫と女性の共存の意味深さ。(P90)

大小屋というところに常設展があるらしい。
【OCNのアート情報サイト・アートジェーン】:artgene. Plus:2006年07月
いつか行ってみたいなあ。

「例えば、1991年の湾岸戦争の時、油まみれになった鳥が何度も映像で流されたことがありましたね。日本ではバブルがはじけた時期と重なっているんですが、私はあの映像を見て、世の中が真実を見ずに踊り狂っている間に、なんと大変なことになってしまったんだろう、と痛感しました。それでこの時期に「カーニバル」という個展を開いたんです。お祭りに浮かれたカーニバルの登場人物を、お芝居のように配置した展覧会でした。(アートコラム artgene.plus|OCNアート artgene.(アートジェーン):Vol.2 結城美栄子さんインタビューより)」

踊り狂っているかのような現代のカーニバルにもあの笛の音は聞こえているはずです。
posted by B&M at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする