2007年08月30日

0063『「知」のソフトウェア』

★★★★★5
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「知」のソフトウェア (講談社現代新書 (722))
立花 隆

誰も立花隆さんのようにはなれないと思うに違いない。
ネコビルなるものを建て、その要塞の中には知の宇宙が広がっている。
それを支えるのは「立花隆」という頭脳だ。

それでも、氏の方法論を学ぶことは無意味ではない。
非常にわかりやすいやり方で知との戯れの法を説いてくれるのは、立花氏が学生を教える立場にあることと関係があるに違いない。
立花氏にはゼミ生との『二十歳のころ』などの編著がある。

この本は僕が大学時代までに読んだ、自分の知的活動において重要な本のひとつ。
他に、現在の礎となっているのは、板坂 元氏の『考える技術・書く技術』、梅棹 忠夫氏の『知的生産の技術 (岩波新書)』などがある。
そのうち紹介したい。

 最後にもう一度述べておくが、本書の内容を一言で要約すれば、「自分で自分の方法論を早く発見しなさい」ということである。本書を含めて、人の方法論に惑わされてはならない。(あとがき)
ちなみに僕が読んだのは講談社現代新書が表紙を変更する前のもので、講談社現代新書は昔の表紙のほうが味があってよい。
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気に入っていたポイントは
・字が表紙に!
・ちょっと前時代的だと思うかもしれないけれど、わかりやすいアイコン的なイラスト
・温かい肌の色の表紙の背景色
で、今の表紙の難点をあげるなら、上の書いたものの反対を言えばいい。
ただ、現在の表紙もクールで、知の並列的な印象を与えてくれる現代的なデザインである。
他の出版社と見比べたとき、むしろこれまで表紙に力を入れてきたことの努力をたたえたい。

講談社現代新書の表紙の変更が、宮崎哲弥氏が言う「既存の知識を、安易にコピペしたり、思い付きをただ繋げたような新書(『新書365冊 (朝日新書)』)p360」への変化の象徴にならなければよい。
本はやはり中身だ。
同じような顔をしていても、中身はそれぞれぎっしり詰まっている。
よい新書が生れるためには、我々もよき読み手、よき知の探究者でなければならない。

2007年08月29日

0062『無限ループ』

★★★3

無限ループ

無限ループ

  • 作者: 大村 あつし
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 単行本





不思議な少女からもらったシルバーボックスに、怒りを込めて手を置くと・・・。

読みやすい文章で、帯に書かれてある「読み出したら止まらない!最低3時間は確保して読み始めてください。」はあながち嘘ではないと感じた。
帯にある「7000分の3の傑作」とは、文学賞で最後の3つには残る、という意味らしい。
僕としては、「新人賞ならわかる」という感じ。

しかし、文章が読みやすい。
読みやすい文章がいいか悪いかは別として、水のように読みやすい。
簡潔、シンプルな文章のつぼと、小説的なこちらの心情をとらえる語り口があるのだと思う。

途中、ネパールの無限借金ループなどの話も出て、でも何もできない日本人。
ともかくマネーゲーム激しい昨今の風潮を考えさせてくれる。
あくせく働くしかないこんな庶民に、わかりやすく読ませてくれる。

表紙が印象的で、購入した理由の4割はこれのせいだ。
不思議な模様だ。

あるいはこの小説は男性にはうけるが、女性にはどうなのだろう、と思った。

でも、うん、おもしろかったです。
0054『エンジェリック・ハウス』にも通ずるような、人間の「愚かさ」の無限ループ。
けれどもそのプログラムは、自らの意志で、あるいは自らの新しいプログラムで制御できるはず・・・。

 身体よりも時間よりも、金をいかに使わないかに執着し、すべての物事を金を中心に判断しているのは、倹約こそが美徳だと信じている、母親のような人間ではないのか。


参考:大村あつし公式サイト - ボクは不死鳥
posted by B&M at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月27日

0061『ブタのふところ』

★★★★4
ブタのふところ [単行本] / 小泉 吉宏 (著); メディアファクトリー (刊)

ブタのふところ

小泉 吉宏

「心」を語る25項目。
それぞれに考えさせられます。
おそらくブッタシリーズの最新刊なのではないでしょうか。
「あとがき」に、次にまとまるのは3、4年後とありました。
そもそもブッタとシッタカブッタのシリーズは13年以上も続いているんだとか!

問いは問いを呼び、人生問答は尽きることがありません。
本として、4コマの絵やテンポなどがよりわかりやすく、より問い掛けるようになってきていると思うので、以前よりこの巻の評価は高め。

「コンピュータが入ってるんだよ」
「あ・・・そうか」

「不思議」を納得させるもの
昔は「魔法」
今は「コンピュータ」
納得するとあとは考えなくなるブタは多い
posted by B&M at 20:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0060『たしかなもの』

★1
たしかなもの (小学館文庫) [文庫] / Kiroro (著); 小学館 (刊)
たしかなもの
Kiroro

kiroroの手書き感覚の絵本です。
独特の絵でした。
ちょっと洋風?

カラフルで、ほっとする感じです。
ただ、そういう「素朴なもの」に果たして600円を払うだろうか、ということも考えてしまいました。
途中の手書きの文章に使われている文字は明らかに幼児向きのものではない・・・。
あるいは純粋過ぎて響かないということもあるかもしれない。(それはとても悲しいことですね。)
ともかく主観的な僕の評価は星1つ。

何を焦っているんだろう
posted by B&M at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月26日

0059『「続ける」技術』

★★2
「続ける」技術 [単行本(ソフトカバー)] / 石田 淳 (著); フォレスト出版 (刊)
「続ける」技術
石田 淳

例えば英語学習、禁煙、なぜ続けられないのか?
それは、習慣になってないからである。
習慣にするにはどうすればいいか?
その意味を、メカニズム、根底にあるものを理解して、常に考えることである。
こういう本は、そういう「考える」というところを助けてくれる。
原理や原則について考える助けになってくれる。

著者は、「続けたい」行動をふたつに分類する。
「やることを続ける」行動と、
「やめていることを続ける」行動とである。
前者は英語学習、後者は禁煙などが当たる。
結局、どちらも著者の言うふたつのノウハウから解決を考える。

1.やりたい行動の発生をコントロール
2.やりたい行動の邪魔行動をコントロール

なぜ自分は継続できないのか?
それについて考えてみる、ひとつの契機になろうかと思う。

この頃のビジネス書棚にある本の価格設定とコストパフォーマンスに難を示して星は2つ。
また、話をわかりやすくするために「ここのポイントはふたつ」などとまとめる傾向があるが、やりすぎると逆にわかりにくい。

 言い換えれば、長く続けなければ成果が得られないから、続けることができないのです。
posted by B&M at 08:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月25日

0058『タラチネ』

★★★★★5
タラチネ―Including 10 stories (フィールコミックスGOLD) [コミック] / 南 Q太 (著); 祥伝社 (刊)
タラチネ―Including 10 stories (フィールコミックスGOLD)
南 Q太

いつもの若者の恋愛模様とセックスかと思っていた。
この人の描く女の子は目がぱっちりしていて可愛い。
そして、必ずと言っていいほど登場人物達はセックスしていく。
エロい。
でも、セックスで完結しないので、エロ漫画にはならない。
どっか切なさがあった。

久々に南Q太さんを読んだが、そんなふうにいつものカワイイ女の子とセックスと恋愛が見れたらいいやと思っていた。
ところがどっこい、どこへ連れていってくれるんだか。

「なんか久しぶりなんで忘れてた」
「そうですか……」(恋愛物語第3話)
表題作『タラチネ』は、ご存知短歌の枕子詞。
昔、たらちねの母が蚊帳を張ってくれる、みたいな短歌を習った気がする。
でも、辞書を調べて見ると、タラチネ、つまり垂乳根とは、もしかすると父親のことかもしれない。
母親の方は、「垂乳女(たらちめ) 」と書く場合もあり、その場合は「垂乳根」は父親を指す。なるほど、男の根、ですね。
両親のことをいう場合もあるみたいだ。
そう思って表題作『タラチネ』を読み返すと、
ふかい・・・
ふかすぎるぞ南Q太・・・。

帯によると、この本のときの夫は歌人の枡野浩一氏だとか。(wikipediaによるとその後離婚されている。)
そのときの自伝的な要素も作品に含まれているのだろうか。

ちなみに南Q太というペンネームから、ずっと長いこと男の人だとばかり思っていた。
posted by B&M at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0057『勉学術』

★★★3
勉学術 [単行本] / 白取 春彦 (著); ディスカヴァー・トゥエンティワン (刊)
勉学術
白取 春彦

「「学習」は低レベルのもの」という項目からはじまるこの著書は、全体的に怠慢を悪とし、古典のような難しいものを勉強しよう、という姿勢で書かれてある。
第一章「勉学は独学にかぎる」は、僕のような一般庶民にとっては刺激的な文章だった。

情報と知識は違う、と著者は言う。
情報は日々流れていく生ものだ。
しかし、知識は違う。知識は古くならない。
しかし、だからといって知識だけがあればいい、というわけではない。
著者はカントの言を引用する。
「流行に乗っているアホのほうが、流行からはずれているアホよりマシである」(著者自身の訳文だろうか?)

第二章の「難解な本を読むコツ」も、なかなか面白いことが書いてあった。
 そういうふうにぞんざいに扱っていると、やがて部屋になじんでくるものだ。最初の違和感、居丈高な感じが薄れてくる。威厳が少し減ってくる。こういう場所に住むしかないかというあきらめが本から滲み出てくる。本が丸くなった感じである。
どんな名文も読まれることがなければ。
著者は、過去に眠る遺産コンテンツをどのように立ち上げればいいか、心のハードルを下げてくれる。

その後、教養、外国語、考える・調べる技術についての話が続く。
知に親しもうという気持ちにさせてくれます。
posted by B&M at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月24日

0056『スケッチは3分』

★★2
スケッチは3分 (光文社新書) [新書] / 山田 雅夫 (著); 光文社 (刊)
スケッチは3分 (光文社新書)
山田 雅夫

実際の風景では、決して見ることのできない、柱の中心を通る仮想線なのですが、これを一点鎖線でしっかり表示するわけです。
九州旅行中に読んだ。
スケッチ本なんてたくさんあるが、都市工学を学んだ著者独特の視点からのスケッチ法。
「あとがき」で、スケッチは観察、分析、表現だと著者は言う。
「観察」してみよう、というのはどのスケッチ本だって言うことだろう。そう、世界を観察してみよう、と思えるところに、世のスケッチ本たちは役に立っている。写真にはない観察が、スケッチをするときには必要になってくる。写真では写り込んでしまう偶然のものも、スケッチでは意図的に描かなければ再現されない。3分で描こうとする、この「ちょいスケ」のススメでは、意図的に描かないということもしたりするのだが。
そして、「分析」を、面と線の感覚からしてみる。
「表現」を、独自の方法でやってみる。
この本の肝は、描く対象を「観察」してから、著者独特の「分析」を加え、そしてまたちょっと変わった方法を交えて「表現」する、ここにある。

僕は日常的にスケッチをする人間ではないので、スケッチのテクニックそれぞれが直接的に僕の生活に役立つことはない。ということで、この星評価にした。
ただ、この一風変わった観察、分析、そして表現は参考になった。
なるほどな、と思ってまた生きていくと思う。
そのうち、思わぬところで読んだことの効果が現れるといいな、と思う。
posted by B&M at 07:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月23日

0055『2週間で小説を書く!』

★★★★4
2週間で小説を書く! (幻冬舎新書) [新書] / 清水 良典 (著); 幻冬舎 (刊)
2週間で小説を書く! (幻冬舎新書)
清水 良典

クーンツ、保坂氏(0040『書きあぐねている人のための小説入門』)、キング、三田氏、高橋氏などの小説作法の本を読んでなお、この本は面白い。
ということで、星は4つとする。

圧倒的な小説肯定の立場で書かれている。
小説を読むにも書くにも楽しんでやろうという空気が伝わってくる。
創作のための助言はどこかで聞いたことがあったり、簡単そうだったりするけれど、それを実際なにもなしで実践できるかというと、それはすごく難しいことだ。
この本を読むと、なんとなくやってみようか、という気になれた。そこがまずすごい。
著者の清水さんは、こちらをそういう気持ちにさせてくれる話の持っていきかた、文章の力を心得られている人だと思う。

2006年11月の本なので、比較的新しい。
わかりきったことがたくさん書いてある、と思ってなお、読む価値はあると思う。

タイトルのいかがわしさは、これは、内容を読んだら、あんまりいかがわしいと思わなくなった。

べつに小説マニアでなくとも、ことストーリーに関しては、ガキのころからドラマや映画やマンガなどで千差万別のストーリーをさんざん仕込まれてきたヘビーユーザーばかりなのである。
この文章で、「ヘビーユーザー」という言葉が出てくるあたりがぴったりきた。
というのは、「ヘビーユーザー」という言葉は、ブックオフの店内でよく流れている。
「時間が足〜りな〜い♪」という歌とともに流れはじめる、「ブックオフヘビーユーザーの清水國明です。」 というやつだ。
もちろんその他の場面でも、「ユーザー(user)」という言葉が流行りはじめたあたりから、それを誇張する表現で、「ヘビーユーザー(heavy user)」という言葉は使われはじめたのだと思う。
でも、本、小説、ヘビーユーザーというと、ブックオフを思い出して、読まれずに売られた本、100円で売られる生涯読みきれないような量の本、というイメージをぱっと僕は持つ。
このあたりの現代感覚の文章。
わかりやすくて、よかったです。
posted by B&M at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0054『エンジェリック・ハウス』

★1
エンジェリック・ハウス
エンジェリック・ハウス
安野 モヨコ

南さん・・・
クラスのヒエラルキーでも最下層の僕じゃ
学年でも指おりの
かわい子ちゃんの君には
とうてい届かないよね

いじめられっ子でだめだめののび太君キャラの柊志(しゅうじ)と、未来から来たハル。
ラストがおいおいどうしたことだ、と思ったので星はひとつ。
ただし、こういう問い掛けは重要で、それをこんなにきれいに描けているのはさすが安野モヨコ。
エヴァの匂いを感じたのは、エヴァ劇場版の公開が迫っているのと、すでに庵野監督の妻だと知っているからか。

「クラスのヒエラルキー」なんて、クラスにおけるピラミッドなどを出して端的に主人公を位置づけてしまうところなどは安易。
だけど、この作品はそういうところから出発しているのかもしれないな、と思った。
音楽というのが単純な誰のものでもない歌詞を紡いで多くの人の心をつかむのと似て、このマンガはそういう普遍性を希求しているのか。

未来からの追っ手との戦闘シーンというようなものがあまりない。
一番最初の追っ手の撃退方法には思わず笑った。
だから、そういう未来vs現在というような構図ではなくて、それが、宗教のように自省的な作品の雰囲気を出しているのだと思う。

この作品のラストを描くのはとても難しい。
そんなことはわかっている。
だからこそのこのラストなのだろう。
だから、作品としては星ひとつでも、読んでいて十分考えさせられるし面白いマンガでした。
ただ、連載らしい欠点として、毎話毎話、物語の設定からはじまるため、読書のリズムは乱された。
posted by B&M at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月22日

0053『「心」はあるのか』

★★★★4
「心」はあるのか―シリーズ・人間学〈1〉 (ちくま新書) [新書] / 橋爪 大三郎 (著); 筑摩書房 (刊)
「心」はあるのか―シリーズ・人間学〈1〉 (ちくま新書)
橋爪 大三郎

言葉はいつまでも話し続けられなければならないし、ほかの人の言葉によって修正されなければならないし、ほかの人が語る言葉を参照しなければならないし、今まで言ったことを言い直して更新されなければならない。そうして言葉を紡ぎ続けていくというのが、多くの人の一生、人生だと思います。そして、言葉をすり抜けるものとして自分というものがあって、いつでもまだ語られていないもの、自分にも明らかになっていない自分というものがあって、語り続け、生き続け、行為し続けていくものなのです。(p171)
一冊の新書の中でめまぐるしく「心」について考えていく。
心に関する哲学の議論、自分の存在への疑い、言語ゲーム、性、嘘、拘束(契約・法)、美(感動・歌・演劇)、そして教育が心を問題にすることについて。

すべてを読めたとは思わないが、これを出発点にして、いろいろなことを考えるところに、この本の価値はあるのではないかと思う。
また先、読み返してみると、また違ったものが見えてくると思う。


著者の橋爪さんは専門は社会学で、つまり心という問題を、関係性の中で捉えようとしているわけだけれど、そんな単純なもんじゃないみたいだ。
けっこうためになった一冊。
上記引用文は、はじめの読点で切るべきなのだが、そのあとのここでは不必要な部分も簡潔でわかりやすく好きなので引用しておく。
posted by B&M at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0052『くまくまちゃん (のほほん絵本館)』

★★2
くまくまちゃん (のほほん絵本館) [単行本] / 高橋 和枝 (著); ポプラ社 (刊)
くまくまちゃん (のほほん絵本館)
高橋 和枝

部屋の中を
ほうきでまるくはいたり
スローライフを「くまくまちゃん」で表現しているのか。
現代の心を亡くしたと書く忙しい人々が読んだら、ムカつくかもしれない。

世の中ってのはいたくムツかしい。

星は2つですが、こういう生き方、いいなあ、と思います。
でも、それは遠い遠いどこか「山奥」でのこと。
「くまくまちゃんが元気だと、ぼくは嬉しい。」という距離なのだなあ。

前回に引き続き図書室で読みました。
posted by B&M at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0051『ちびギャラ にっ』

★★★★4
ちびギャラ にっ [単行本] / ボンボヤージュ (著); ゴマブックス (刊)
ちびギャラ にっ
ボンボヤージュ

また今度っていつだろう?
明日の天気も分からぬボクは
今すぐ何か始めなきゃ。
愛すべき頭の大きい動物キャラクターたちのメッセージ集第二巻。
絵本というのか、箴言本というのか、自己啓発本というのか。
ともかく動物たちがかわいい!
そして、書かれてあるメッセージも心に響きます。

こういう本は簡単に読めるし、巷に出回っているから、読みすぎに注意。

読みたいな、と思ったときに、そっと開けてみるのがいいでしょう。

※本は学校の図書室で読みました。
posted by B&M at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月21日

0050『齋藤孝の速読塾』

★★★★4

齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる!

齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる!

  • 作者: 斎藤 孝
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本




なるほどなあ、こんな読み方もあるんだなあ。
速読ということに焦点を当てているが、いろいろな「読み方」の紹介の本である。
なるほどなあ、こんな読み方もあるのか、
それぞれのテクニックはさほどハードルが高いものではなくて、どれもやれそうな気がする。
これらを実際に実行できたらいいんだろうけれど、一気には無理だ。
でも、キーワード・チェック、引用文探し、同時並行読み、つっこみ読み、本の雑誌化など、ちょっとずつ実践してみていることはある。
速読のために速読術の本を読むのはナンセンスと言いますが、そしてこの本の題名のいかがわしさも表紙の雰囲気も笑えますが、読書について楽しく語っているところがいい。
これからも参考にさせてもらおう。
生徒などにもこういういろいろな読み方、勧められそう。

 入り込めないときは、そういうときは「あり得ない」「こんなこと、言うか?」と笑いながら読むわけです。笑うことも、関係を持つひとつの形です。


文庫化されています。

齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)

齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2010/04/07
  • メディア: 文庫



posted by B&M at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月20日

0049『きまぐれロボット』

★★2

きまぐれロボット (角川文庫)

きまぐれロボット (角川文庫)

  • 作者: 星 新一
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: 文庫




ショート・ショートと言えばこの人、というくらい有名な星新一さんを読んだ。
手塚治虫氏のような、大御所、オーソドックス、というような雰囲気を受けてしまったため星2つ。
今となってはあまり感銘のようなものを受けないのかもしれない。

谷川俊太郎氏のあとがきを読むと、これら一連の作品が少年少女向けに書かれたことがわかる。
「新鮮で奇抜なアイデアを核とし、論理的なプロットが、意外なオチを用意せねばならぬこの凝縮された形の中では、作者は余計な心理描写や情景描写に筆を遊ばせる余裕がない。」と書かれてあるように、あるいは僕はそのような「余計な」ことを求めているのかもしれない。
ちと読む時期が遅かったか。

「おみやげ」は考えさせられますね。
「なぞのロボット」は、あはは、そうだなあ、と思った。でも、特に僕は記憶力がないので、こういうロボットがいてくれたら便利だなあ。
「ネコ」は、水木しげるのマンガにもこういうネコが出てきたような。なるほどなあ。そうかもしれない。
「へんな怪獣」は、こういう試し方をする宇宙人が僕好みだ。《仕掛ける》とか《企む》とかいうこと、好きです。

 エヌ博士は、ひとつのロボットを作りあげた。それからは、家にいる時も研究所にいる時も、いつもそばに置いておく。通勤の途中はもちろん、休日にどこかへ遊びにゆく時も、必ずいっしょだった。
posted by B&M at 10:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0048『「超」整理法3』

★★★3
「超」整理法〈3〉 (中公新書) [新書] / 野口 悠紀雄 (著); 中央公論新社 (刊)
「超」整理法〈3〉 (中公新書)
野口 悠紀雄

捨てること、バッファー、知的作業空間の整理と設計、電子情報は捨てなくてもよい。
「超」整理法シリーズの3冊目。
バッファーに関する考察がためになった。

 書斎の壁が書棚になっており、そばにロッキングチェアが置いてあるとよい。こうした部屋で、気ままに書棚から本を取り出して読むのは、多分人生の最高の悦楽であろう。

こういうの、いいですよねえ。

文庫版が出ているようです。

「超」整理法〈3〉タイム・マネジメント (中公文庫) [文庫] / 野口 悠紀雄 (著); 中央公論新社 (刊)
「超」整理法〈3〉タイム・マネジメント (中公文庫)
野口 悠紀雄

2007年08月19日

0047『やさしいからだ』

★★★★4

やさしいからだ (1) (ビームコミックス)

やさしいからだ (1) (ビームコミックス)

  • 作者: 安永 知澄
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: コミック




はははは!!!

からだを軸にした連作短編。
あの話のあの人が、というふうに、時間を超えて繋がっていく。
爽やかな終わり方よりも、余韻を残したり、ぎくっとしたり、ずしっときたりする終わり方が多い。
心のなかに、残る。
ところで、心は「からだ」なんだろうか。

まだ荒削りだと感じるので星4つ。
でも、素晴らしい作品。
奥が深いし、描き込まれている人間の日常がしっくりとくる。
SFチックな、不思議なこともあるのに、それは確かに我々の世界を描いているからだと思う。


やさしいからだ (2) (ビームコミックス)

やさしいからだ (2) (ビームコミックス)

  • 作者: 安永 知澄
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: コミック





やさしいからだ 3 (ビームコミックス)

やさしいからだ 3 (ビームコミックス)

  • 作者: 安永 知澄
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2005/11/25
  • メディア: 単行本




3巻の表紙はタイトルに使わせてもらっている。
他にも何冊か、もうすでに紹介したものがあるが、このブルマみたいなパンツは反則(販促w)だよなあ。
posted by B&M at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月18日

0046『続「超」整理法・時間編』

★★★★4
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続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法 (中公新書)
野口 悠紀雄

僕の愛用している「超整理手帳」のもととなる考察が書かれてある。
前著『「超」整理法』でもそうだったが、なぜそうするのか、ということをつきつめて考えていく文脈が、読んでいて面白いし、読み終わったときにためになる。

また、無限に時間があるような錯覚に陥っているから、さして重要でないことにも時間を使ってしまう。

そろそろはしが切れたりしてきたので、そろそろ新しいのに替えようかと思っている。

「超」整理手帳2008 スペシャルBOX (MouRaピース)

「超」整理手帳2008 スペシャルBOX (MouRaピース)

  • 作者: 野口 悠紀雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/09/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




参考:

「超」手帳法 (「超」整理手帳シリーズ)

「超」手帳法 (「超」整理手帳シリーズ)

  • 作者: 野口 悠紀雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/10/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



2007年08月17日

0045『五分後の世界』

★★★3

五分後の世界 (幻冬舎文庫)

五分後の世界 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: 文庫




「俺は士官学校で先輩に習ったんだが、とにかく、誰かを、誰でもいい、徹底的に悪く言うんだ、ぶっ殺してやるとかズタズタにしてやるとかそんな程度じゃない」

五分ずれたもう一つの日本。
壮大な思考の実験は、村上龍氏の得意の分野だ。
何より情報がすごい。
戦争の、軍隊の情報がすごい。
読んでいてそこはかとリアリティが湧いてくる。
もちろんこちら側に戦争の「経験」がないので、小説で追「体験」する内容に嘘があってもわからない。
ただ、読む者につきつけてくるものがある。
それは、日々平和な日常の中で生きる僕たちに、生の裏側にある悲惨さや残酷さを垣間見せてくれる。
僕は、クーラーの効いた部屋で本を開き、活字の中で雨の泥道を歩きながら、生きることの極限について考えたりする。
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2007年08月16日

0044『出逢いが足りない私たち』

★★★3
出逢いが足りない私たち (フィールコミックスゴールド う 1-7)
出逢いが足りない私たち (フィールコミックスゴールド う 1-7)
内田 春菊

このわからなさ、腑に落ちなさはなんだ?というのが読後の感想です。
なんというか、もしかしたら、女脳とかに関係があるのかもしれない、と思った。
作中で展開されるヨシミ、カズコ、陽子の話。
読み終わっても、なんというか、それは、なんだ?という気分になる。

他者に依存し過ぎているネット社会、頭の中が空洞化し、自分を規定するためにさらなる他者を探し求める・・・

これが描かれた2000年当時、今から7年前、僕が大学に入学するかしないかの頃。
今よりもネットは遠くにあって、写メールも一般的ではなかった。
村上龍氏にも『憂鬱な希望としてのインターネット』という著があるが・・・
もちろん個人個人で感じ方は違うのだろうが、この物語は、なんとなく茫漠と、ネットによる表向きの人間関係の濃密化の裏にある寂しさ、業みたいなものを表現しているのだろうか、と思った。

それがわからない。
なんだろう、これは、感じていることは何かあるような気がするが、わからない。

あたしはネットなんかいつだってやめられるんだから……

文庫版が出てます。

出逢いが足りない私たち (祥伝社コミック文庫)

出逢いが足りない私たち (祥伝社コミック文庫)

  • 作者: 内田 春菊
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: 文庫



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2007年08月15日

旅行に持っていく本(その前にこのブログのペースについて)

今日から5日間、旅行へ行ってきます。
他のブログでも告知:
25peso|ちょっくら旅行へ行ってきますが
E-Diary+25peso+: Go on a trip, Kyushu!

Seesaaブログにも「予約投稿」機能がついていたので、日数分は書いておいた。
毎日読書ノートが更新されるようになっている。

 ***

はじめるときに、「締め切り」というか、期限を決めておかなかったな、と気づいた。
1000冊を紹介し終わるのにいつまでかかるだろう、ということだ。
もともと300冊ほど、紹介できそうな蔵書があるようなので、それと、この頃読み終わった本などをミックスして、ここ1週間は紹介してきた。
現在43冊。
7で割ると1日6冊平均になる。
仕事の関係もある。
夏休みが終わって忙しくなれば、このペースで更新するのは無理なことはわかっている。
もともと読むスピードも早くない。1日1冊という目標も難しい。
1年で100冊読もうというhatenaかなんかの企画があるようだが、これくらいが丁度いい。
それに、読めたとしても、これを書く時間がないかもしれない。
なるべく早く書けるように、10分くらいで一記事が書けるようにとは作業をシンプルにしたのだが(と言っても読むときに線を引くことと、記事の完成形を定めたことくらい、あとはSafariのタグを利用して手早くいろいろ調べて書けるよう慣れたくらい。何度も同じことを繰り返して体に馴染ますということ)、例えば僕は村上春樹の著作をここでいっさい紹介していない。
紹介するのが難しい、どう感想を書けばいいか迷う、そんなこともあるのだ。
僕は村上春樹が《すごく》好きなのです。
Mr.childrenと村上春樹が、僕の人生のBGMと根幹、といってもいいくらい。

ということで、毎日1記事で今後できたとしても、950記事÷365日だから、2年半はかかる。
そこまで飽きずに更新できたら、僕の1000冊目標も達成できるが。。。

今後、継続が難しくなってきたら、
【感想を書かない。つまり、読んだ本をぞんざいにただ紹介するだけ。星とカテゴリーと引用だけはやるけど。】
なんて対応も考えなければならないかもしれない……。

とりあえずこの夏に50冊くらいははずみでやっておいて、途中でやめようとしても「ここまではやってるんだから」みたいな財産にしようと思っていた。
それは達成されようとしている。
8月後半まででもし100冊までいけたら、それなりの「轍(わだち)」になると思う。

 ***

で、長くなったが、旅行にどんな本を持っていこうか迷っている。
日常読めないような本を持っていくか、仕事の本を持っていくか。
難解な本か、娯楽の本か。
それとも一切持っていかないか。(そうすることで、パンフレットやふとした雑誌や風景などを読み込んだりする場合もある。)
今回の旅は移動が多い。船と列車を基本とするので、読書の機会も多い。
iPod nanoのバッテリーは8時間しかもたない。

読んだ本を封筒に入れて送ってしまう、という方法も聞いたことがある。
分厚い本を行きの移動などで読んでしまって、あとは荷物になるので自宅へ送ってしまうのだ。

404 Blog Not Foundさんとこなんかは12冊かなんかを1時間くらいの新幹線で読みきってしまうくらいの速読家らしく、その荷物はそれはそれですごい。宅急便が必要だな。(元記事見つからずorz)

さあ、どの本を持っていくべきか……。
そして、何冊持っていくべきか。

旅先を舞台にした本を持っていく、なんてことも聞いたことがある。

ならば、九州は佐世保は村上龍の出身地なので、持っていこうかしら。
ハウステンボスとか?

みなさんは旅にどんな本をチョイスしていくのでしょうか?
posted by B&M at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 管理者日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0043『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』

★★★3

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本

  • 作者: 向山 淳子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 単行本




けっこう有名な英語の本。
この本が採用している方法がベストとは思わないが、挿し絵のきれいさと、なによりも「はじめに」の志が素晴らしい。
生徒に是非紹介したい文章だ。(僕は掲示板などを利用して、紹介している。)

 残念ながら時間はかかります。
「すぐにできます」と言いたいところですが、言えば嘘になってしまいます。
posted by B&M at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月14日

0042『情報スーパー活用術』

★1
Image
情報スーパー活用術 (ちくま新書)
西村 顕治

情報の活用を、「収集と記憶」に焦点をあわせて考察している。
個人的には「記憶」が弱いので、興味深く読ませてもらった。
参考になるところも多いが、どこか腑に落ちない感じが全体的にする。
読んだ衝撃、みたいなものはない。
ちまたにHacks本などがあふれてきている中、こういう雑誌のような形の本が生き残るのはなかなかに難しい。
ひとつの芯(論理というか、信念というか)がもっと伝わってきて、ひとりの人間の生活として、情報整理とはかくあるべきか、というようなものがあれば、僕にとっての評価は高くなるのだが。

 明快な結論を導こうとする思考のプロセス自体が頭の中のイメージをクリアーにする。だから、自分で思い切って断定してみよう。「一長一短」とか「悪くはない」では判断するだけ無駄だ。蛮勇を覚悟で判断する勇気を持とう。
posted by B&M at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月13日

0041『作家の秘密ー14人の作家とのインタビュー』

★★★★4
作家の秘密―14人の作家とのインタビュー (1964年)

 しかし、秘密を探りあてようとすると、通例、作家は要心深くなる。「作家にとって語るべき秘密は何もない。作品がすべてなのだから」といって難攻不落の障壁を築くか、質問を無視したとりとめない話で煙幕を張りめぐらすかーーいずれかの手段をえらぶものである。

かなり古い本ですが、Amazonのユーズドなどでまだ安い値段で売られているようです。

サガン、カポーティ、ヘミングウェイなど14人の作家のインタビュー集。
創作の「秘密」を探り出そうとするインタビュアーに拍手。
ある作家は立って書き、ある作家は書いている途中で訂正をしたり読み直したりを決してせず、ある作家は書いて1ヶ月ほど原稿を遠ざけ、ある作家は執筆の前に医者にかかる。

素晴らしき作家の秘密。
posted by B&M at 17:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0040『書きあぐねている人のための小説入門』

★★★★★5

書きあぐねている人のための小説入門

書きあぐねている人のための小説入門

  • 作者: 保坂 和志
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2003/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




帯にはこう書いてあった。
「小説を書くために本当に必要なことは?実作者が教える、必ず書けるようになる小説作法。」
だからと言って、「すぐに」とは書いていないところがミソだ。
むしろ、「何年か先に」というのが正直なところである。
もしかしたら、「何十年か先に」かもしれない。
この本を読んだら、まずおそらく、すぐには小説は書けまい。

作者自身も追求している、村上龍氏も時々「小説とは何か」というようなことを書かれているが、その問いは生涯つきまとうだろう。
つきまとわないのは、迎合しているか流されているだけだ。
それらの問いに、真摯に向き合った集大成。
小説を書きたいと思う人は、読まなければならない、と思う。
あるいは小説を読む人も。
なぜあなたは小説を読むのだろう。

著者の他の作で『小説の自由』なんてのもあるが、どんどん難解になっていく。
とりあえず、すべての人にこれはオススメ。
僕はいまだに半分理解できてるかどうか。。。
いや、理解なんてしなくていいのか?
「問い」が僕の中に植え付けられた時点で、この書の役割は終わっているのかもしれない。

 小説というのは本質的に「読む時間」、現在進行形の「読む時間」の中にしかないというのが私の小説観であって、テーマというのは読み終わったあとに便宜的に整理する作品の一側面にすぎない。
posted by B&M at 17:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0039『授業への集中のさせかた』

★★★★4
授業への集中のさせかた〈中学校編〉
黒坂 晴美

授業をしていると、エスケープ、学級崩壊などの問題が影でひそかに時期を狙っているような気がする。
そいつの思うがままにさせないために、教師は時に厳しくしたり、空気を抜いたりする。
いろいろな話をしたり、やり方を変えてみたりする。

忘れ物。
教材。
的確な発問。
班。
無気力、無反応。

僕は折りに触れてこの本を開き、学び直さなければいけないなあ。
久々に開いて、参考になるところが多い。

絶版になっているんだろうか。
まあ、専門書のようなものだからな。

 音楽の合唱練習や、体育大会の団体種目の練習などで、どこがよかったのか、どこをどう直せばいいのか何も言わずに、ただ難解もやり直させる教師がいる。
posted by B&M at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0038『誰にでもできる恋愛』

★★★★4

誰にでもできる恋愛

誰にでもできる恋愛

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: 単行本




 子どもは、母親との完結した関係性の中で育っていき、この世の中は複雑で、矛盾に充ちていて、なかなか思い通りにはいかなくて、ときには忍耐も必要であり、わからないことだらけだが、それでも魅惑的なのだ、ということを知らずに大きくなり、学校へ行くようになる。

村上龍氏はまえがきで、「誰にでもできる恋愛」というタイトルには、「本当は、そんなものがあるのか」という言葉が続くという。
恋愛はコミュニケーションの一種で、時代とともにコミュニケーションの形が変わってきている、そのことについて書かれてある。
だから、恋愛なんて狭いイメージのことについて書かれているわけではなくて、世界について書かれてある、刺激的で、挑発的なエッセイだ。
あなどるなかれ。

文庫版が出ているけれど、僕は単行本のほうの、ブルーを基調にした表紙が大好きなのです。

誰にでもできる恋愛 (幻冬舎文庫)

誰にでもできる恋愛 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 文庫



posted by B&M at 16:42| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0037『英単語・熟語ダイアローグ1800』

★★★★4

英単語・熟語ダイアローグ1800

英単語・熟語ダイアローグ1800

  • 作者: 秋葉 利治
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本




CDが3枚ついており、これはすべての会話を網羅している。
10テーマ、110の会話文。
これらを音読し、CDで聴く。
高校時代にZ会の『速読英単語』というのが教材だったけれど、あれと似たような感じ。
文章→単語・熟語、リスニングもあり。
これ一冊やりとおせばかなりのもんだと思う。
ちなみにわたくしは、まだ途中までですorz
でも、途中でも、効果は如実に現れました。
その時は+180点だった。
他の効果もあったんだろうけど。

とりあえず、「独学でTOEICの勉強をしようと思うんだけど」という大人な人にはこれをまず勧めています。
音読は、生徒にも勧めているけど、ともかく早く読もう!とやってみると、口はこんがらがるしわけがわからなくなるし、そのスピードでもやっていけるような音読力をつけようとしたりして、これが会話(スピーキング)の力になったりもして。
教員採用試験に英語実技試験がありますが、そのときに、あ、喋れるな、と思ったり。
もちろんALTとの会話とかもあるわけですが、そんなに話せるわけじゃない。
家でも一人でぺらぺらやってたりするわけです。
まあ、留学した人とかに比べればぜんぜん大したことないわけだけれど、日本でもやればここまでできるんだ、と教えてくれたのが、音読でした。『1日5分で英語脳をつくる音読ドリル』もオススメ。

Shin: Whoa, slow down. Who is "lazy Susan"? Is she your maid I didn't know about?
シン:うわー。ゆっくり言って。でもレイジースーザンて、誰?僕の面識のないメイドさん?

当時、買った直後に改訂版が出ました。
そちらのほうがいいんだと思います。
ただ、CDに余計な音が入ってたりするんなら、いやだなあ。シンプルなほうがいいと思ったりするかもしれません。

英単語・熟語ダイアローグ1800―対話文で覚える

英単語・熟語ダイアローグ1800―対話文で覚える

  • 作者: 秋葉 利治
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 単行本



posted by B&M at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0036『若い汗が輝く!自信と誇りを育む部活動指導マニュアル』

★★★3

若い汗が輝く! 自信と誇りを育む部活動指導マニュアル (中学教師の仕事術・365日の法則 第7巻)

若い汗が輝く! 自信と誇りを育む部活動指導マニュアル (中学教師の仕事術・365日の法則 第7巻)

  • 作者: 向山 洋一
  • 出版社/メーカー: 明治図書出版
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 単行本




プロらしい仕事術を身につけ、現場の教師に多くの時間を生み出してほしい。

日本の部活制度にはそもそも問題があり、「教育課程外」なので、本来の教育活動とは峻別されて考えられている。
そのため、顧問は基本的に部指導によって給料をもらえない。スズメの涙ほどの手当てはあるのだけれど。
学校の職員状況によって素人の教師が見なければならないことがある。スポーツすらまともにやったことがない教員が持つばあいなど、並大抵の苦労ではないと思われる。
しかし、子どもたちにとってみれば、押し付けられた退屈な授業よりも、自分の好きなことを突き詰めてやれる部活のほうが学校生活の中心を成している場合がある。
授業で活躍できない生徒が、グラウンドに出れば別人、ということだってありうる。
部活では「知識」ではない、大切なものを学ぶことが多い。
自分が打ち込んできたこと、仲間との思い出。
1年経てばクラス替えがあるが、部活のメンバーは変わらない。
顧問としても、子どもたちが自主的に、入部届を出して入ってきているので、しっかり向き合うことができるし、それなりのことを求めることができる。
例えば、やる気がないなら、帰れ、勝つ気がないならやめろ、
体罰やいじめに発展しては目も当てられないが、それなりの厳しさを求めることができる。
そして、それに耐えて部を引退するとき、部に入らなかった子には味わえなかった確かな手触りのようなものを持っているはずである。

昨年、はじめての部活を任されて、チームは県大会まで行った。
バレーはやったことがなかった。
女の子というのもめんどくさいことが多いものである。
素人顧問はどこまでいばれるか。いや、どこまで厳しくできるのか。
この本を参考にしたこともあった。
「部活動も初めが肝心!「黄金の三日間」全シナリオ」
「大切にしたい部活のルール」
「実力アップを保証する練習試合の組み方」
など、実用的なことが書かれてある。

今年は副顧問になり、主顧問の先生がベテランなので、任せっきりになっている。
たまには顔を出そうとは思っているが、去年と比べて荷は軽い。

部活を外部コーチなどに任せてしまえ、という声もあるが、上記したように、中学校生活と密接に関わっている以上、なかなか難しいだろう。
小学校などはクラブをなくして社会体育にしたために、風紀が乱れた例もあるとか。
教員の給与体系が変わり、部活などをもつと加配で給料が増える、などの改正も進められているようだが、やはり部活は大変だ。
しかし、大変だが、やり遂げたあとにある景色は熱く、素晴らしい。

 何気ないワンプレーに気持ちを込めることができれば、生活場面でも、おのずと思いやりと感謝の気持ちを表現できる生徒に育っていく。
posted by B&M at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0035『アメリカの子供が「英語を覚える」101の法則』

★★★★4

アメリカの子供が「英語を覚える」101の法則 (講談社プラスアルファ文庫)

アメリカの子供が「英語を覚える」101の法則 (講談社プラスアルファ文庫)

  • 作者: 松香 洋子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2000/05/22
  • メディア: 文庫




日本にフォニックスをおそらく先駆的に紹介した著。
「フォニックス」というのは英語のあいうえおのことで、例えば「A」は「エイ」と読むが、単語の中では「Apple」など、「(エに近い)ア」と発音する、というようなこと。
これらの知識を並行して教えなければ、読み書きがかなり難しい。

僕は公立学校で教える前は個人の英会話スクールで教えていた。
そこで、フォニックスを知った。
小学生と一緒に歌ったりゲームをしたりしながらフォニックスを覚えた。
そのときに出会った本だ。

 そうやって、口やあごや舌を柔軟にして授業にたちむかうのがプロの心構えというものです。体操の先生は、早朝ジョギングをしたり、準備体操をしたりして自分を最高のコンディションに保っておきますし、音楽の先生なら、声が出なくなったり、指がうごかなくなったりしないように、発声練習をしたり、ピアノをひいたりします。

いかほどのことも、忙しさにかまけてできていないが、そのくらいやらねばなあ、と思う。

小学生に英語を教える先生、アルファベットに加えてフォニックスも教えてあげるといいのではないでしょうか。
また、中学校の先生は、これらを意識的にカリキュラムの中に組み込んであげるといいと思う。
田尻吾朗先生(NHKわくわく授業出演の英語の先生)なんかは、これらを組み込んでゲームにしていました。
posted by B&M at 12:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0034『ポケット・ジョーク』

★★★★4
Image
ポケット・ジョーク (1)
植松 黎

今や廃盤になってしまい、Amazonでも中古でしか手に入らない。(¥1!!)

僕が持っているのは
1.禁断のユーモア
2.男と女
の二巻。
それ以後も続刊が続いたようだが、廃盤になっているようだ。
そのうちインターネットで購入して読むか?
「芸術家」の巻なんか、気になるなあ。

 はじめて二人だけの朝をむかえ、新郎が新婦に言った。
「ハニー、朝食の時間だけど何が欲しい?」
「あたしの好きなもの、知ってるでしょ」
「もちろん知ってるさ、だけどときには食事もしないと」(「1」p53)

笑いには、力がある。
『ジョークの哲学』という講談社現代新書があるので、分類は「哲学」とした。
「ジョークは人間心理の哲学である。(『ジョークの哲学』)」

ポケット・ジョーク (2)
植松 黎

「釣り合い」
 普通の女に必要なものは、頭脳よりも容姿である。なぜなら、普通の男というものは、思考力よりも視覚の方が発達しているものだからだ。(「2」p167)
posted by B&M at 11:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0033『ブタのいどころ』

★★2

ブタのいどころ

ブタのいどころ

  • 作者: 小泉 吉宏
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: 単行本




「『ブッタとシッタカブッタ』の続編ではありません、姉妹篇とお考えください。」

ブタたちの織りなす、何気ない疑問、不安、気づきの4コマ。
絵がわかりやすく、深いものになってきている。
ただ、他の巻と比べて、これは、というのがなかったので星2つ。
まあこの本は、この評価よりも、お経じゃないけど、たまに開いて読んでみたりするたびに、味が出てくるような本なので、星のことはあまり気にしないでください。

愛ってなんですか?
言葉で考えはじめたらもう愛じゃなくなるな

0018『ブッタとシッタカブッタ3 なぁんでもないよ』
posted by B&M at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0032『恋とはどういうものかしら?』

★★★★4

恋とはどういうものかしら? (Mag comics)

恋とはどういうものかしら? (Mag comics)

  • 作者: 岡崎 京子
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: 単行本




いろいろな恋について描かれているんだろうなとは、題名から見てもわかるんだけれど、この作者さんにとっての、恋。
セックスがすごく軽い。
軽過ぎて、なんだかそれが当たり前のように思ってきたりもする。
僕にとっては、こんなに当たり前に、「山火事のように(村上春樹氏)」セックスはないなあ。
羨ましい(笑)

表紙は真っ赤で、ハート型に穴が開いていて、その奥から女の子がハートの目をして見とれている。
ほぅ……。
その、長い人生から言ったら一瞬の陶酔のお話。

女のひとってだけで男にとっては別世界だけど、そういう違う世界を見せてくれるマンガでした。

「初恋・地獄篇…またはヨーコと一郎…」なんかは好きです。一途なんだかなんなんだか。でも、こういうおねーさんってイイ。
「恋人たち1(本編アラビア数字)」の不毛さも、なんともはや。

彼らはセックスをデートのゴールにするようなやぼなカップルではないので、ごく自然に心をこめて愛しあう。彼と彼女の体液のついたティッシュペーパーはゴミ箱に破棄される。彼の精液の入ったコンドームもゴミ箱に破棄される。
posted by B&M at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月12日

0031『ショートショートの広場14』

★★★3
ショートショートの広場〈14〉 (講談社文庫)
ショートショートの広場〈14〉 (講談社文庫)

「きっちんはいたー まぜるなきけん ふきん ぞうきん きょじんぐん きゃっちゃー ごうそっきゅう きゅうきゅうしゃ」

阿刀田高さんが、「小説現代」誌に発表されるアマチュア諸氏のショート・ショートをまとめて刊行。
あとがきには10点満点の評価とコメントが。

この読書ノートでも、本を意識的に「評価」することをやっている。
それはあるいは傲慢なことだ。
「おまえ程度の人間が、どの口で本を評価する」
と言われても仕方のないことだ。
でも、この評価で芥川賞が決まるわけでもない。
僕の極私的な価値観のトレーニングである。
ネットの縁で、ふらふらとこの読書ノートに立ち寄り、なんであの本が星1つなんだ(またはその逆)、とお怒りになられた方。
こちらも「公開」しているぶん、ご意見は覚悟しています。
そういう場合は、コメント欄やトラックバックを利用していただく、ということで。

阿刀田さんの評価にも、しばしば疑問があった。
なぜあの作品がこの点なのか、と。
でも、それら「評価」のすり合わせみたいなものも含めて、楽しく読ませてもらった。

学校でも、生徒の成績をつける時になると、必ず先生のよっての評価が違ってくる。
これはしょうがないことである。
そういうときは話し合い、無難なところで落ち着くことになる。

幸い、阿刀田さんはひとつひとつにコメントをつけてくださっている。
なので、それを見て、阿刀田さんの好みなども見えてくる。
ショート・ショートを読み、それを読んだ自分を読み、阿刀田さんの読みを読み。
そんな、二重三重の読み方ができる、ユニークな本だった。

星3つなのは、どうしても収録されている作品が多様なのでこうなる。
企画、本の成り立ち自体は星4か、もしかしたら5になる。
posted by B&M at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月11日

0030『夕凪の街桜の国』

★★★★★5

夕凪の街桜の国

夕凪の街桜の国

  • 作者: こうの 史代
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本




愛しかった都市のすべてを
人のすべてを思い出し

帯の文句ははずれではなかった。
「今年いちばんの感動を呼んだ作品」
「実にマンガ界この十年の最大の収穫」
読んだ後の言い知れない悲しさ、やさしさ、みたいなものはすごかった。
一度は読んでほしい名作。

読書狂日記: 夕凪の街 桜の国さんとこが、「特に『夕凪の街』のラスト3ページは、漫画であることを放棄したような手法でありながら、漫画でしか為しえない ― 小説や映画では不可能な ― 描写であり、その凄さは特筆モノ。なんともいえない読後感が残る。」という感想を書いてらっしゃった。
その通りだ。
あの3ページ。
その前の3ページからはじまっている。
泣いてしまう。

映画化もされています。

文庫が出ていました。

夕凪の街 桜の国 (双葉文庫)

夕凪の街 桜の国 (双葉文庫)

  • 作者: こうの 史代
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2008/04/10
  • メディア: 文庫



posted by B&M at 21:21| Comment(2) | TrackBack(1) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0029『「超」整理法―情報検索と発想の新システム』

★★★★★5
「超」整理法―情報検索と発想の新システム
「超」整理法―情報検索と発想の新システム
野口 悠紀雄

もうこの「整理法」なんてカテゴリーは、この本があったから作ったようなもの。
もう有名すぎるほどに有名になった「封筒整理法」が世に問われた名著。
僕が封筒整理法をはじめて、この9月でちょうど4年になるようだ。
03.9.26などと、4年前の日付を見ていると、時間の経過、大げさに言うと歴史のようなものを感じる。

ただの整理法を綴った本だと思うなかれ。
驚くほどの思索が、この本には詰まっている。
ただのハウツー本ではなくて、なぜそうしなければならないのか、根本に迫る考え方をしているのだ。
だから、使用者によってののちのちの工夫が可能だ。
これは、もちろん勉強にも当てはまることだ。
なぜそうなるのか、なぜそうしなければならないのか、知っていて学んだ者は、強い。

したがって、すべての分類は、本来的に恣意的なものである。あるいは、分類とは、世界観の表明にほかならない。(p21)

0028『虹ヶ原 ホログラフ』

★★★3

虹ヶ原 ホログラフ

虹ヶ原 ホログラフ

  • 作者: 浅野 いにお
  • 出版社/メーカー: 太田出版
  • 発売日: 2006/07/26
  • メディア: コミック




だから私はいつまでたっても心がふらふらするのよ。あなたは器用な人だから……なんだか悔しい。


古谷氏の『シガテラ』や『ヒミズ』なんかと比べてみたりすると、どうかなあ、星3つくらいかなあ。

光ある素晴らしい世界を描こうと思うと、その対極の深い闇に潜っていかなければならない。
その闇のほう。
不可解な部分が多い、ミステリアスな空気の中、美しい蝶が飛んでいく・・・。

カバーをはずすと、ピンクの表紙にたくさんの蝶が描き込まれています。

p268-269のページは、手塚治虫氏のマンガを思い出しました。
この6コマはすごい。

個人的に教師のセリフは響くので、引用。

よくよく考えるとおそろしいわね。あの頃の子供たちが今どうしているのか知らないけれど、何気ない私の行動が多少なりあの子たちに影響してると思うと。忘れられてるならまだ救われるけど、きっと何人かには恨まれてたわよね。


*浅野いにお最新作『おやすみプンプン 1 』については、25peso|シュール・リアリズムな浅野いにおの『おやすみプンプン』に書きました。
このブログでは、マンガは完結して1つの本として扱っています。
この『プンプン』については、完結してから書くことにします。
posted by B&M at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0027『だから片づかない。なのに時間がない。「だらしない自分」を変える7つのステップ』

★★★3

だから片づかない。なのに時間がない。「だらしない自分」を変える7つのステップ

だから片づかない。なのに時間がない。「だらしない自分」を変える7つのステップ

  • 作者: マリリン・ポール
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2004/06/11
  • メディア: 単行本




※2010/06/02加筆訂正

読みごたえのある自己啓発本。
「整理」のカテゴリーにも入りそうだが、自己啓発本はなぜか本屋でも「ビジネス」コーナーにあるので、そちらに分類。

内容(「BOOK」データベースより)
机の上の醜態が、あなたの人生そのものだ。片づけられない、いつも遅刻、決断が苦手、後でいいや、雑用は面倒、とにかく忙しい。こんな自分を捨て、シンプルに生きるための快適整理術。

文章の質が高い。
字も小さい。
具体的な例示をエピソード形式で引用することが多いからかもしれない。
抽象的で読みやすい本はある。
こちらはどちらかというともたもたしてしまうと思う。
けれども、これはとても小説的だ、と思うのは、具体的な例を出して、その情景を読者に思い起こさせるからだと思う。
僕が読んでいて楽しいのは、こちらのタイプの本。
ただし、それだけに、読者に、ある程度の読後の整理を任せている。
いや、違うか。従来の本はこんな感じだった。「昔の本」のイメージからすると、これはすごくわかりやすく、目次もわかりやすく、読みやすいように書かれてある。
この頃のビジネス本の中に、あまりにシンプルで、繰り返し、図なども用いて読者に訴えてくるものが多いので、この程度の本がそういうふうに見えてしまう。
かくいう僕も、難解な本より、たくさん読んだという充実感も欲しいしで、簡単な本に手を伸ばしがちである。
しかし、それで得た読書体験がいかのほどのものであろうか。

原題は"It's hard to make a difference when you can't find your keys."で、『鍵を見つけられなければ他者との差は作りがたい』みたいなこと。

 約束に遅れたり、ギリギリまで用事をやらなかったり、滑り込みで締め切りに間に合わせたりすると、ゾクゾクするような興奮を覚えるものだ。車で約束の場所に急ぎながら、信号をすり抜けるスリルを味わうこともある。遅刻が決定的となれば、言い訳をひねり出す必要もあるが、これがまた興奮を呼ぶに違いない。
posted by B&M at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0026『「暮らす!」技術』

★★2(2007)→★★★★4(2018)

「暮らす!」技術 (宝島社新書)

「暮らす!」技術 (宝島社新書)

  • 作者: 辰巳 渚
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2001/07/06
  • メディア: 新書




前作『「捨てる!」技術』の続編。
上記リンクは文庫化されたものらしいが、僕は宝島社新書で読んだ。

ものを捨て、シンプルに暮らす方法について書かれてある。
モノの適正量を確認する。家にいる。年中行事をする。モノを買う喜びを再確認する。
昨今の「スローライフ」、とはこういうことを言うのだろうか。

冷蔵庫を小さくしてしまえば、買い込むこともなくなる。
では、本棚を小さくしたほうがいいのか。
とりあえず今の僕は、本棚は買い足す方向にあります。
村上春樹さんなんかも、30代くらいまではものを溜め込んでいたが、というようなことを言っていた。
村上龍さんなどは、あれだけの情報量の小説を書いた後、すっぱり忘れてしまう、というようなことを言っていた。これも、捨てる技術か。

前作の衝撃から生れた子作品なので、星2つ。

「ナニ?本を捨てる?文化の担い手は、決して捨てないのだ。不届きな。国が悪い。みんな蔵と秘書を持てる住宅政策を行えば、それでいいのだ」


 ***

2018/01/23、追記。
10年以上前の投稿を、そしてこの読書ブログ初期の投稿に追記していることのフシギ。

今なら、星4つかなぁ。
10年経って、家族もでき、僕自身の「暮らし」も変わってきたから。

大量生産の規格品には個性がなく、自分が作ったものなら個性があると捉えてしまう。(p76)

けれども、個性とはそんなに簡単に育てられるものなのだろうか。そんなに小手先で発揮できるものなのだろうか。オリジナリティや個性というものは、基本的な技術や教養を身につけたうえで、いわば人並みになろうとしたうえで、それでもはみだしてしまうその人の資質であり、それでもにじみ出てしまうその人らしさではないのか。(pp77-78)


ありがたがって捨てる。
DIYの限界もある、ありがたく買う。職人の業を見直す、趣味は趣味として楽しむ。
「ストック型」から「インデックス型」へ。
日々の食事を豊かに。
年中行事をする。
今読んで、参考になることは多々あった。
今になって眺める挿絵もまたちがった角度でおもしろく読めた。

あとがきで、作者女性と知る。
やっぱりこういう本、女性の意見と知ると、ちょっと見方が変わってしまう。

0025『「捨てる!」技術』

★★★3

「捨てる!」技術 (宝島社新書)

「捨てる!」技術 (宝島社新書)

  • 作者: 辰巳 渚
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 新書





 モノは単なる物体ではなくて、所有したときから自分の一部分になるのではないか。だから、この消費社会の論理ーー欲しいものを持つことで自己実現できるという感覚が成り立つ。逆にいったん手に入れたモノを失うと、実現された自己の一部を失うような痛みを覚える。(p17)

「捨てる」というとモノを浪費するような印象を受けるが、著者はリサイクルや人にゆずるなども含めて「捨てる」という一言で表している。
要は、「所有しない」技術についての本なのだ。
発売当初はかなり話題になっていたようだ。

この本に書かれてある「捨てる」ための見ないで、その場で、量で、期間で、場所で、といったテクニックは、今までものを溜め込んでしまうクセのある人には慧眼であろう。

確かに、モノを溜め込んでおくと、やがて探すのに手間がかかることになる。
そのモノたちがプレッシャーになることもある。
すっきりしたい、と思うこともある。

シンプルに、単純に、身軽に、というのは、ラクに生きるために必要なことのようにも思う。
この頃そういう本が多い。
捨てることで、「広大な宇宙の一員であるという感覚」(『だから片づかない。なのに時間がない。「だらしない自分」を変える7つのステップ』p166)を感じることも大切かもしれない。

しかし、一方で、それで構わないのだろうか?という不安のようなものもよぎる。
いつしか立花隆氏が「文芸春秋」かなんかで、「捨てない技術」というようなことを言っておられた。
文化は積み重なっていってこそのもので、また、時が経たなければその価値がわからないこともある、というような話だ。だから、図書館などで、いらないから、スペースがないから、という理由でものを処分していくのは危険なことかもしれない。

先日記事を書いた『「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55』には、ためにならなかった本については、
「1.本自体に有益な情報がない
 2.その本から有益な情報を抽出できるレベルに自分が達していない(p37)」
とあったが、要は、それが明日の自分にとって必要かどうかは、今日の自分にはわからない、ということだ。

去年は、僕が中学校ではじめて仕事をした年だった。
次に何が起きるのかわからなかった。
どの書類が必要となるのかわからなかった。
だから、とりあえずすべて取っておいた。
整理は『「超」整理法―情報検索と発想の新システム 』を参考にした封筒整理法。
今年になって、去年を振り返るとき、これらが役立つことが多い。
他の先生方はほとんどのプリントを捨ててしまっていることが多いので、僕は情報の図書館みたいになれた。
でも、このまま書類を溜め込んでいってしまうと、机がパンクしてしまう。
どうやら、まだ教材もないに等しい新米教師だからこそできた「保管」だったようだ。

なるべく捨てて、今年のためのスペースを確保しようとするが、書類は次々とやってくる。
「捨てる」というのは、ものすごく難しいことなんだと、改めて思う。

情報が氾濫し、日々倍増している。
日々新しい製品が、技術が発表され、我々の生活を侵食してくる。
その中に埋もれ、窒息しそうになっている。

現在Macintoshに搭載されている「Spotlight」などの検索機能は新たな希望だ。
「そうではなくて、私は、上記のようにして判断してハードディスクに残した情報こそがデータベース化されると便利なのだ、と実感している。(捨てる技術 vs 捨てない技術 : Hotwired)」
しっかりと取選択された情報を、縦横無尽にピックアップできる。

これからの生活に必要なのは、取捨選択することと、こういった検索機能と、「信用できるカタログ」だと思う。
「信用できるカタログ」は、「フィルタ」と言ってもいいかもしれない。

このブログもひとつのカタログだ。
B&Mという人間が読み、レートをつけた書籍のカタログ。B&Mという人間のフィルタを通して作られたカタログがある。
情報サイトでもいいし、アーティストの非公式サイトでもいいが、どこかに港のようなものを作りつつ、果敢に航海(検索)に出ていく。
航海に出る船に重荷は不要だ。捨ててしまおう。
そうしないと、遭難して、沈んでしまうから。

0024『黄色い本―ジャック・チボーという名の友人』

★★★★4

黄色い本 (アフタヌーンKCデラックス (1488))

黄色い本 (アフタヌーンKCデラックス (1488))

  • 作者: 高野 文子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/02/20
  • メディア: コミック




不思議なマンガだ。
このマンガは、読むこと自体に「何か」ある。

分析的に読むと、1コマ目と2コマ目の間がゆるやかに繋がっている。
ゆったりと移ろってゆく季節のようなマンガなのだ。
そして、なんだろう、この読んでいるときに湧き上がる不思議な懐かしさのような、温かさのようなものは。

たらいまー留ーちゃん
(つんたっ!)
ラーラちゃん借りてます
どうぞ
posted by B&M at 16:29| Comment(0) | TrackBack(1) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0023『1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編』

★★★3
1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編
1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編
奈良 裕明,編集の学校

予備校的な小説作法の指南本。
非常にわかりやすい。
教科書よりは楽しく、軽い感じで小説を書くことについて考えられる。
小説とはなんだろう?
というところからはじまり、文章、プロットという流れ。
「ハコガキ」は、シーンを描くのに参考になる。
三題噺、カードなどの「作るヒント」も紹介しつつ、
「説明するな、描写せよ」
「ラストは「ストン」か「余韻」」
「規則正しい生活を」
などのアドバイスが続く。

とりあえず小説が書きたいが、いきなりは書けなかった人などは、読んでみるといいかもしれない。

 こういう状態ーー言葉が本来の意味を失って、形だけのものになってしまった状態を、言葉が自動化する・機械化する、と言います。
posted by B&M at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0022『「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55』

★★★3

「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55

「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55

  • 作者: 古市幸雄
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2007/06/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




スタンダードな勉強本。
対象は「勉強の習慣がない人」。
どこかで読んだような内容が多いが、勉強に関する全体的なことを網羅している。

 勉強をやり始めた頃は、どうしても知識を吸収することよりも勉強する行為自体に価値を見いだしがちです。ですから、効率が悪い方法でも無理して勉強をしようとしてしまいます。なぜなら、勉強の成果がすぐに表れないために、勉強する行為を通じてしか、「知識を吸収した」という実感が得られないからです。

著者は報道カメラマンを経験し、MBAや中・高の英語教員免許、TOEIC980点など様々な資格を持っているという。
それらの資格は、「少しずつでも、長く、毎日」の勉強習慣から取得できたものだそうだ。

第一章「人生は勉強した者が勝つ!」などから感じたのだが、「努力せよ」というような言葉を使わず、ともかく具体的に説明しようとする姿勢がよかった。

僕は15分タイマーは実践しているが、時間がいかに短いかということを実感するためにしか使っていなかった。
やはり、集中しはじめるとそれを中断する勇気がない。
小説を書くときなどは特にそうで、だから、普段仕事があるときに小説を書けないのかもしれない。
莫大な集中の時間が必要となるからだ。
そうなると、そんじょそこらの日ではやってられない。
勢い、小説を書くのが億劫になる、ものすごいことになる。
それで、書けない。
日々は毎日過ぎていくのに。

意識的な活動の切り替え。
まだまだうまくできそうにないが、30分集中したら他のことに切り替えて15分、というように、「疲れてしまって続かない」状態にならないよう気をつけよう。

でも、やっぱり、どこかに、30分やそこらの集中力で潜ったところは浅い、という気分はある。
創作と勉強は、別物かもしれない。
とりあえず、仕事や勉強の時に。

創作に関しては、「ある兼業作家」の話が載っていた。(誰だろう。出典もない。)
机が2つあり、執筆に疲れたら、他の仕事をするために別の机に移るそうだ。
幸い、僕は椅子型の机と、こたつ机が家にある。
意識的に使い分けてみようかしら。
iBookなのでパソコンも持ち運べるし。
Macの場合、ファーストユーザ・スウィッチもある。
そういえば次期LeopardにはSpacesというのが載っている。
意識的に作業空間をスイッチできる。
これに関しては、30分で切り替える、というようには書いていなかった。
「飽きたら」次の作業へ、というようだ。
立花隆さんの仕事場などを見ても、各階にいくつも机があるようだ。
そうして切り替えを行いながら、その切り替えが休憩になりながら、すごい人ってのは量をこなすんだろうな。
ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論』によると、立花隆さんの仕事場「ネコビル」は、1階は自然科学に関する本、2階はスクラップ、3階は文学、哲学など文系な本が集まっているようだ。
立花隆さんくらいになると、切り替えないでもかなりの時間集中力が続くのかもしれないが・・・。

文庫版とオーディオブックが出ています。

「1日30分」を続けなさい! (だいわ文庫)

「1日30分」を続けなさい! (だいわ文庫)

  • 作者: 古市 幸雄
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2010/02/10
  • メディア: 文庫




オーディオブックCD MP3形式 「1日30分」を続けなさい! 人生勝利の勉強法55

オーディオブックCD MP3形式 「1日30分」を続けなさい! 人生勝利の勉強法55

  • 作者: 古市 幸雄
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2008/06/26
  • メディア: CD



posted by B&M at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0021『ソラニン』

★★★★4

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

  • 作者: 浅野 いにお
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/12/05
  • メディア: コミック




……おかしいな。
死んだように
生きるのがヤで
会社を辞めた
ハズなのに?

こういう話はダメなんです。
浅野さんは、登場人物たちをこまやかに描くのがうまい。
日常のちょっとした風景を切り取るのがうまい。

ただ、本を買ったときの帯なんですが、展開をそのまま言い表しちゃってるのは衝撃でした。
1巻の最後で、もしかしたら、とは思ったけれど。
いろんな意味で、覚悟して読まなければならなかった。(ということで、下部の2巻へのリンクは画像排除。)

現実と、明日。
社会に出ていくすれすれの若者たち。
芽衣子ちゃんの描き方は悦に入っています。
これも星5つでいいのだけれど、今後の期待があるので、4つ。
いや、青春ものとしては最高傑作かも?

ソラニン 2 (2)
浅野 いにお
posted by B&M at 07:27| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0020『海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点』

★★★★★5

海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点

海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点

  • 作者: 宮下 裕介
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 単行本



 僕は、いつも思い出します。17歳のころの自分に、負けていないだろうか?39歳のつまらない大人になっていないだろうか?
 最大のライバルは、他人ではなく、過去の自分なのです。

僕はこの本を読んで、本当に900点がとれたのか?
正直に言うと、とれていません。
なら、この本の5つ星はなんだ?
この本自体はすばらしいと何度も思いながら読みました。
人をやる気にさせるってのは、意外とむずかしいことです。
ただやんややんやと囃し立てただけではダメ。
その点、この作者の文章は、900点取れるかも、と思わせる何かがあるのです。
僕が900点を取れなかったのは、僕の努力が足りなかったためだと思います。
やっぱり本の力はそこまでなんだと思った上で、でもこの本は最高だよなあ、と思うから、星5つ。

現在、新TOEIC対応版が出ています。これからは、こちらのほうを購入したほうがいいですね。

海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点―新TOEICテスト対応

海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点―新TOEICテスト対応

  • 作者: 宮下 裕介
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 単行本



再読して、また900点を目指そう。

 それに、TOEICは受験者が全員900点取ったって、なんの問題もないわけです。
posted by B&M at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月10日

0019『オシム知将の教え』

★★2

オシム 知将の教え―「伝わる言葉」で強い組織をつくる

オシム 知将の教え―「伝わる言葉」で強い組織をつくる

  • 作者: 児玉 光雄
  • 出版社/メーカー: 東邦出版
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本



毎日少しずつ読むにはいいが、細切れ過ぎて全体の思想が見えにくい。
細かい発見はあっても、オシム全体を理解するには至らないだろうと思う。

あと、オシム氏自身の著による本ではない。
児玉さんという日本スポーツ心理学会長という人が書いている。

それでも、読んでいて教えられるところは多々あったので、星2つ。
と言っても、けっこう当たり前かも、と思うことも多々ある。
それでも、日々忘れがちな僕のような人間には学ぶところは多い。

もうひとつ、無視できない外発的モチベーションがある。それが「コミュニケーション報酬」。
posted by B&M at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0018『ブッタとシッタカブッタ3 なぁんでもないよ』

★★2

ブッタとシッタカブッタ〈3〉なぁんでもないよ

ブッタとシッタカブッタ〈3〉なぁんでもないよ

  • 作者: 小泉 吉宏
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2003/05
  • メディア: 単行本



ブタたちの、愛すべき4コマ。
そのひとつひとつは、この世界に向けての、人間に向けての、自分に向けての問いで、読んでいてああそうかと思ったり、ふっと心が軽くなったりする。

誰かからもらった価値観で生きているから退屈を感じる
誰かからの評価にとらわれているから苦しみを感じる


「この世界はあんたの心がつくり出しているんだ」
第45回文芸春秋漫画賞受賞作。
でも簡単で、かわいくて、面白いくせに、深い。
その深さってのがどんなものさしで測る深さなのか、どのくらい深いのか、よくわからないけど、深いのだ。
posted by B&M at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0017『ひかりのまち』

★★★★4

ひかりのまち (サンデーGXコミックス)

ひかりのまち (サンデーGXコミックス)

  • 作者: 浅野 いにお
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2005/06/17
  • メディア: コミック



でもわかってよ、さよちゃん。
プレッシャーと戦う駆け出し漫画家の気持ちも。
疲れてんのさ、最近の俺……
きのうもさ……

あとがきに、「本当は彼女と遊ぶ予定だったのだけど、無理矢理彼女も連れていった。」というくだりがあって、それは第1話「キラキラ星はどこへゆく」の原形になっているんだろうなあ、と思う。

「ひかりのまち」を舞台にしたこのマンガは、『素晴らしい世界』の次に描かれたものだ。
『ダ・ヴィンチ』07'9月号のインタビュー記事によると、短編を続けていたら、そのまま短編作家になってしまう、という懸念から、連作へ移行しようとしたものだったらしい。
まだまだ社会に適応できていない若者、といった感性が随所にあって、とても共感する。

第2話でいきなり扱われる「見届け屋」に驚く。
現代的な冷めた感覚や、どこかにこころ、感情を置き忘れたような事象で綴られていく。

ラストの幼稚園児の妄想も圧巻だ。
でも、ほろっと、「世界は素晴らしい」と思わせてくれる。

基本的に、人は生れると、生きてていいのだろうか、と思うことがある。
そもそも原罪を背負っているわけだし、
環境問題なんてことを声高に叫ばれると、特にそう思ってしまう。
明日へと生を繋いでゆくときに、どうしても、明日はあっていいのだろうか、と思う日はある。

それでも、世界は素晴らしい。生きていく意味はあるんだ。と思える作品が、僕は好きなのだ。

星5つで十分いいのだけれど、禁欲して星4つ。
この人の描く作品できっと、将来文句なしで5つ星のものが現れるに違いないから、とりあえず4つにしておこう。
posted by B&M at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「一文引用」について

この読書ノートでは、以下のようなことをルールとして決めて書いている。

・1記事1作品(複数巻に渡るものは全部で1作品と考える。そのため、現在連載中のマンガなどは紹介されない。そちらは、本家25pesoのほうで紹介される場合がある。)
・5段階で評価する。星1つが最低で、星3つが普通、星5つは最高傑作となる。(自分の中の読書に対する価値体系を作るのに意味がある。ただし、一般的な評価とは異なってかまわない。例えばベストセラーが星1つでも僕はぜんぜん意に介さない。)
・1作品の1文を引用する。(2文、3文の場合もある。)
・カテゴライズする。(のっけから『使える読書』をビジネスとするか教育とするかエッセイとするかいろいろ悩んだが、結局教育にした。僕にとってのその本がどのような意味を持つのかを考える契機になる。)

で、「一文引用」なのだが、けっこう難しい。
その本の、ああ、この一文いいなあ、と思うところとかを抜き出すわけだ。
実用書の類いならけっこう簡単にいく。
自分でも、ここは大いに参考にしようとか、日常生活で活かそう、なんて考えて線を引いた部分があるから、そこを引用すればいい。
マンガでも簡単。なんせ、マンガの場合は、このように文章系ブログだと、吹き出しの中にあるセリフがどうしても引用対象になるからだ。あとがきがある場合は、そこから引用してもいいのだけれど。

そこで、最も難しいのが小説となる。
小説というのは、言葉の一語一語の積み重ねでできているので、どこを引用するか、ものすごく迷う。
いまだ「小説」カテゴリーには『ショート・トリップ』の一作品しかエントリーしていないが、これの場合は、どの作品が面白かったかな、その数ページの作品の中の一文、ということになるので、簡単だった。
でも、中・長篇になると、話は違ってくる。
抜き出した瞬間にその一文は意味をなくす
小説は一語一語の積み重ねと書いたが、つまり、一文だけ抜き出しても、原子のひとつみたいなもので、それが組み合わさって「人間」ができているなんて想像もつかないのだ。
小説はその一文が他の全文の中にあってこそ、生きていられる。
みたいだな。海からあげると、死んでしまう。
海は、様々な生命でできている。

もう、「そういうものだ」と割り切って、やったほうがいいのかしらん。
ああ、難しい。

引用の仕方についても、なんというか、その作品をまだ読んでいない人も、このブログの、その作品についての記事を目にしてしまう可能性がある。
検索でその本の評価を確認してから買おうとする人。
このブログをちょくちょく見てくれていて、何を読もうかと考えてくれる奇特で有り難い人。
だから、作品の最後の一文に感動したとしても、その一文を引用することを躊躇してしまう。
それでは、その人の読書体験を奪ってしまうことになりはしないか?と。
だから、引用は、僕の完全な主体性を発揮しようと思っている。(それがうまくできているかは別として。)
一般的な名文とかではなく。
これは僕の読書ノートだし。

でも、新しい読書の方法が見つかったので、それはそれで、この読書ノートブログというシステムを生活に持ち込んで、よかったなあと思っている。
どこを引用しようかなあ、なんて考えながら読むのは、とても楽しい。(そのことに導いてくれた『使える読書』ありがとう。)
posted by B&M at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 管理者日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0016『素晴らしい世界』

★★★★4
素晴らしい世界(1) (サンデーGXコミックス)
素晴らしい世界(1) (サンデーGXコミックス)
浅野 いにお

めーずらしーー
今までならぜったい泣いてるトコなのに。

絵がきれいで、ともかく面白い。
素晴らしい世界。
たくさんの短編の連作です。
最終話は泣きました・・・。
それでも、世界は素晴らしい。
Mr.Childrenの『It's Wonderful World』じゃないけど、この言葉を繰り返さないと、生きていけません。
そして、僕は、その言葉を繰り返さなきゃいけないこの現実も、実は、好きだ。

Image
素晴らしい世界 (2)
浅野 いにお
posted by B&M at 09:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月08日

0015『授業の腕をあげる法則』

★★★3
授業の腕をあげる法則 (教育新書 1)
授業の腕をあげる法則 (教育新書 1)
向山 洋一

「あんた、これができなくて駄目ねえ」と言うのなら、誰でもできる。子どもでもできる。(これが、いじめの基本である)。

「およそいかなる仕事にも「一人前になるための修業の方法、学習の方法」はある」と言う著者の、教育技法の書。
小学校の現場を基本として、子どもができるようになるための技法が書かれている。

スタンダードな書。バイブルと言われる方もおられますが、ここでは星3つ。
posted by B&M at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0014『世のため、人のため、そしてもちろん自分のため』

★★★3

世のため、人のため、そしてもちろん自分のため

世のため、人のため、そしてもちろん自分のため

  • 作者: 村上 龍
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2000/06
  • メディア: 単行本



全体を通じて、藤木りえ氏の法律とSMに対する情熱や姿勢が感じられる。
彼女はすべて、自らやろうと思い、自らが楽しいと思うからそれをやるのだ。
その主体性がすごいと思う。

週に2回ずつ学校とジムに行きます(やっぱり風俗嬢は体を鍛えなくてはね。売り物なんだから)。


村上龍氏が「はじめに」で、「メールのやり取りを通じて、わたしは彼女の人生には関与できないという当たり前のことを知る。」と書いている。「他の人の生き方に関与するとか、他人の心の傷を癒すとか、他人の人生に決定的な影響を与えるとか、メールにそんな力はない。」
この言葉は、りえ氏の自立した生き方についてと、メールの無力さと、加えて、龍氏にとっての小説の「意味」について書かれてあるように思った。
《小説になら、そんな力がもしかしたらあるかもしれない》と言っているようにも感じた。(実際はそこまでは書いていない。龍氏も自分自身、「自分の小説が存在する意味はあるのか」と問い続けているのだろう。)

収録されているメールは1999年3月15日から2000年の5月12日までJMMに掲載されたもので、実際のメール送受信日とは多少のずれがあるのだろうが、オンタイムでオウムのことや、『共生虫』を執筆していたことなどがメールで交わされます。
見た映画やワインの話なども。
「小説のラストというのは、書き始める前にだいたい決めている。でも、書き進めるうちに必ず変わってしまう。」など、物書きの卵としては生唾モノのくだりも。
posted by B&M at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0013『不安の種』

★★★★4
不安の種 (1) (ACW champion)
不安の種 (1) (ACW champion)
中山 昌亮

新感覚ホラーコミックということで、読んでみたら、
怖かったです。
でも、普通の怖い、ともまた違って。
底冷えする怖さというか、そう、やっぱり、
不安
になるんです。

「私はもしかしたら、「不安」というものを甘く見ていたかもしれない。」(帯:岩井志麻子)

ドアを開けようとしたらそこに見えた目、
雨の日には外でうごめくもの、
夕方、静かになった時間に街にかかる影・・・

日常の隙間に感じる「不安」の存在が、これでもかというくらい描かれているマンガです。
全3巻。
第1巻を読んだときは軽い衝撃を受けました。
そして、その「恐怖」というか「不安感」はけっこう尾を引きました・・・。
第2巻あたりで、ネタの限界かな、と感じたのですが、新しい試みということで星4つ。
それでも第3巻、結の章はまた怖かったです。

不安の種 (2) (ACW champion)
不安の種 (2) (ACW champion)
中山 昌亮

ね……抱かせて。ねっ。抱かせて。赤ちゃん。抱かせて。ぜったいかじらないから。かじらないからぜったい。抱かせて。抱かせて。だ・・・。

不安の種 (3) (ACW champion)
不安の種 (3) (ACW champion)
中山 昌亮
posted by B&M at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月07日

0012『英語で一日一言』

★★★3

英語で一日一言―一日3分・世界でいちばん短い英語練習帖 (PHP新書)

英語で一日一言―一日3分・世界でいちばん短い英語練習帖 (PHP新書)

  • 作者: 井上 一馬
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 新書



確かに1日3分で読める。
世界でいちばん短い英語練習帖かもしれない。
ただし、それだけのことしかしていないので、それだけのことしか身につかないだろう。
これだけで何かが成し遂げられたなどとは思ってはいけない。
でも、これをトイレに置いておいて、毎日1項目ずつ読んでいくと、それなりの効果は上がるだろう。
それなりにためになりそうな一文が取り上げられている。
ありきたりなものもあれば、過激なものもある。
365日分。

I like people who take their job seriously, but not themselves.
私は、仕事は真剣に考えるが、自分をそれほどの人間とは考えない人が好きだ。
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0011『人生、負け勝ち』

★★2

人生、負け勝ち

人生、負け勝ち

  • 作者: 柳本 晶一
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本



そして指導者は、選手を信頼しても、信用したらダメだ。「こいつはやってくれる」「今日まであんなに教えたのだから、あいつは大丈夫だ」と思ったら、監督の仕事はなくなる。

現在も女子の全日本バレーを率いている、柳本ジャパンの柳本さんの人生とそのノウハウ。
「女の競争心に火をつける方法」。

今年は「副」という立場になったけれど、去年は女子バレーボール部の顧問をしていた。
その勉強で読んだ本。
意外と線を引いているところが少ないので星2つにした。
もちろん格が違い過ぎるので、参考にならなかっただけかもしれない。
僕にとって去年1年は、「はじめての中学校」「はじめてのバレー」「はじめての部指導」だったわけだし。
今後、じわじわと効いてくる一冊かもしれない。

文庫版が出てました:

人生、負け勝ち (幻冬舎文庫)

人生、負け勝ち (幻冬舎文庫)

  • 作者: 柳本 晶一
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 文庫



posted by B&M at 23:39| Comment(0) | TrackBack(2) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0010『見えない誰かと』

★★★★4

見えない誰かと

見えない誰かと

  • 作者: 瀬尾 まいこ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本



でも、何年も学校という場で働いていると、変な理屈が身についてしまう。うまいことを言っておくほうが楽なことも多いから、要領も覚えてしまう。残念ながら、私も年々理屈にかまけてつまらない人間になっていた。(p13,14)

瀬尾まいこさんは、京都で国語の教鞭をとっていらっしゃる、現役の中学校教師である。
彼女は僕の希望でもある。
教員でも、傍らで小説は書けるのだ。

そんな瀬尾さんの講師時代のエッセイが読める。
「アンコール卒業式」
「パートのおばちゃん」
「教科書を捨て、郊外に出よ」
学校を日常とする著者のエッセイ集。

どれだけ言葉を使って表現しても、なかなか本物の中学生には追いつかない。ちょっとやそっとで表現できないくらい、素敵な中学生にもっともっと出会っていきたい。(p157)


文庫版が出てます:

見えない誰かと (祥伝社文庫)

見えない誰かと (祥伝社文庫)

  • 作者: 瀬尾 まいこ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2009/07/24
  • メディア: 文庫



posted by B&M at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0009『冒険図鑑―野外で生活するために』

★★★3

冒険図鑑―野外で生活するために

冒険図鑑―野外で生活するために

  • 作者: さとうち 藍
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1985/01/01
  • メディア: 単行本



月にかさがかかっている。明日は雨だな……。

子どもの頃、やはり「冒険」にあこがれた。
でも、近所にそこまでの自然はないし、親もそこまでのアウトドア派ではない。
だから、紙で魚を、タオルケットでテントを、新聞紙で薪を、と、インドアでアウトドアごっこをしたものだ。

この本は小学生の頃、近所の子にもらった本だった。
サバイバルごっこに熱狂して以来、自転車に乗って旅をして、公園なんかにはテントを張って眠ったりした。
寒い夜もあったし、風の強い日もあった。
食事も、コッヘルにガスボンベで作ったりした。
少年の日の夢は、それなりに達成されたと思う。

自然を忘れた子どもたち、と言われる。
家でWiiリモコンで遊んだり、インターネットでコミュニケーションしてみたり。
僕もかなり出不精なほうだが、やはり外に出て、自然に触れることは大切なことだと思う。

この本のはじめに、マンガ(?)が掲載されている。
セリフのわざとらしさや人物たちの動きのこっけいさにちょっとにやっとしてしまうのだが、僕は好きだ。
そこには、子どもの頃に夢想した、まだ見ぬ冒険の匂いがするから。
posted by B&M at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0008『感じる練習をしよう』

★★★★4
Image
感じる練習をしよう

伊藤 守

分析ではなく、観察です。

ときに僕たちは忙しさのあまり心を亡くし、さまよってしまったりする。
いろいろなことに邪魔されて、世界を歪んだ形でしか見られなくなってしまう。

世界を、感じる。
その単純で正しいことが、いかに難しいことか。

それを少しずつ解きほぐし、自分自身を取り戻すための31日のレッスン。

もちろん僕も、はじめは
「いかがわしい。」
と思っていました。
でも、この本はよかった。

自分がどのようにこころを閉ざしていくかを知っている人だけが、こころを開くことができます。
posted by B&M at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0007『三色ボールペン情報活用術』

★★★★★5
三色ボールペン情報活用術
三色ボールペン情報活用術
齋藤 孝

情報というと、非常に淡々としたイメージがある。自分の外側にある、冷えたもの。それが情報という言葉のまずさだと私は思っている。その情報を自分用に組み替え、生き生きとしたものにしてしまう、そのための道具が、この三色ボールペンである。(p53)


僕はいつも4色ボールペンを持ち歩いている。
「赤」「青」「緑」の3色が必要だからだ。
斎藤孝の『三色ボールペン情報活用術』を読んで、感化されたのだ。
このブログに書かれる本たちも、三色ボールペン思考をくぐって紹介されている。
引用は、緑で線を引いた場所をなるべく選ぶようにしている。

もうこの3色ボールペン方式も、だいぶ浸透したように思う。
僕はことあるごとにこの情報活用法を知人に紹介してきた。
今では父も使っているほどだ。
「赤」で最重要の項目をマークする。
「青」で、重要項目をマークする。
そして「緑」が肝なのだけれど、これで自分の「アンテナ」に引っ掛かったものをマークするのだ。

「赤」と「青」が客観性を志向しているのに対して、「緑」は主観性を志向する。
これらに塗り分けることで、自分の中の価値観にバランス感覚を与えることができる。
また、こうして塗り分けることを意識することで、自分の中の価値観を鍛えることができる。

僕は昔、教師になったら3色ボールペン方式を生徒に教えようと思っていたのだけれど、今はまだ達成できていない。
学担なんかを持ったら、必ず、朝読書なんかのときに紹介するのになあ、と思っている。

今僕は、この3色の価値観で生きている、と思う。
何度もその価値観を繰り返すことで、自分をその価値感覚で生きるよう強要してきたことになる。
そういう道具もあるものだ。
生きていくことは変化していくことで、どう変化するか、それは持っている道具で決まってくるのではないだろうか。
この本は、そんな道具の使い方について、かなりわかりやすく、実践的に書かれている。

今回これを書くためにざっと読み返したが、何度読んでも学ぶべきところは多い。
それは、齋藤孝さんという大量の著書を生み出す人柄なども透けて見えるからではないだろうか。
3色ボールペン方式でのアイディア活用法なども書かれてあり、とても参考になる一冊です。

参考:
三色ボールペンで読む日本語
三色ボールペンで読む日本語
(3色ボールペンの情報活用術はアマゾンで見当たらず。この本は『情報活用術』より前に書かれていて、『活用術』を書くきっかけになったそうだ。)

齋藤孝のDSで読む三色ボールペン名作塾

三色ボールペン名作塾
齋藤 孝

※この投稿は、過去に書いた25peso | 生きていくための道具その2 〜3色ボールペン〜のリライトです。
posted by B&M at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0006『世界の窓〜Windows〜』

★★★3

世界の窓

世界の窓

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ピエ・ブックス
  • 発売日: 2006/01/14
  • メディア: 単行本




世界各国から集めた窓の写真集である。
180種類の窓を紹介している。

窓とはなんだろう?と、ふと考えてみる。
WindowsというOSには「窓」という名前が冠されているけれど、WindowsOSの名前の由来は、
「スカンジナビア語で「風が入る穴」という意味。 窓を開けるかのように画面を開いたり閉じたりしながら、誰もが簡単に操作できるようになった(パソコンQ&A)」ことらしい。
風が入る穴。
それが窓の機能のひとつだ。

なるほど、世界の窓に目を向けてみると、まず窓は開くようになっている。
しかし、開ける必要があるのはガラス窓だからで、これは欧米由来のものだ。
アジアのほうは、日本も含め、檻のようになっているものが多い。
ただし、そこの気温なども大きく関係してくるだろう。
寒いところでは窓は小さく作られるのだろう。
写真を見ていると、板をはめこんだ窓もあった。
ガラスがない時代、寒い日などは「窓の穴」に、いちいち板などをはめこんでいたようだ。
また、雨に対する防御も考えなければならない。
たくさんの板を斜めに組み合わせて、雨は入らないように、けれど空気は通るようにと考えられた窓は発明だ。
人間の知恵はすごい、と思う。

もうひとつ、窓は日光を取り込む。
そのときに工夫されたのが、いろいろな模様を窓に描くこと。
穴のあけかたひとつでも、彫刻のように繊細にあけられた穴もある。
ガラス窓だと、ステンドガラスなどの工夫もなされる。

例えば目が「魂への窓」と考えられているように、窓は家の「目」とも言えるでしょう。

窓の中に自分がいる。
部屋の中はまるで自分の内部のようだ。
昔、窓から雨を見るのが好きだった。
ガラス戸をあけて、雨の音に耳を澄ませ、緑の田畑に降る雨を眺めるのが好きだった。
窓は世界を覗く穴。
同時に、世界からさまざまな光が降り注ぐ穴でもある。
posted by B&M at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0005『プチ哲学』

★★★3

プチ哲学 (中公文庫)

プチ哲学 (中公文庫)

  • 作者: 佐藤 雅彦
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 文庫



「情報がない、という情報」

日常のささいなことを、ちょっとだけ深く考えてみると、その裏側にあるものが見えてくる。
それをわかることで、なぜかちょっと「前向きな気持ち」になる、と作者の佐藤さんは言います。

確かに、世の中の仕組みについて、自分の頭で考えて、あ、そういうことか、と思うことは大切なことのように思います。
そうでなくちゃあ、世界の実感って、湧かないんじゃないかなあ。
どこまで行っても誰かの人生。
「自分のものだ」と言える人生を、あなたは歩んでいますか?

僕はこの夏、こんなブログを作ってみたりして、精一杯自分のことをやっています。
その中で、この本を星3つと、偉そうに評価してみたりしている。

でも、世の中の仕組みってこうだよな、自分がおもしろいって思う時ってこうだよな、とかって、比較したり、自分なりの「価値観」を持ったりするのって、大切なことのように思います。そのためにはそれなりの時間が必要で、多忙過ぎる、そして誘惑の多い、うるさい現代社会は、人間が育つ上で、必ずしもよい環境とは言えないかもしれません。

あるものの価値を測るのに、いろんなものさしがあるということを知るのはとても大事なことです。そして、その時もっと大事なことは、どのものさしをあなたが選ぶかということなのです。(p22)
posted by B&M at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0004『ショート・トリップ』

★1

ショート・トリップ (集英社文庫)

ショート・トリップ (集英社文庫)

  • 作者: 森 絵都
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/06/28
  • メディア: 文庫



旅を巡る48のショート・ショート集。
ほんわかした挿し絵のもと、SFの世界で旅が語られるのだが・・・。
僕は、あわなかった。
ショート・ショートという極短の話の中で、どうもオチが伝わってこない。
SFだけに、世界観を構築する時間がなさすぎるのかもしれない。
それで、中途半端にしか伝わってくるものがなかったのかもしれない。
これはおもしろいのか?
と絶えず自問自答し、結局途中で放り投げてしまった・・・。
このおもしろさ、僕は、わかりませんでした。

と思いきや、いきなり尻餅をついて「ガチョーン!」と笑う。(p10)

これは、ちょっと笑ったけどね。
posted by B&M at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0003『来たるべき作家たち』

★★★★4
Image
来たるべき作家たち


作家が何のコンピュータをよく使っているかとか──林檎マークをよく見かけた──、文学に対してどのような姿勢で取り組んでいるのかとか、書斎はどんな風だとか、そういう「いかに書かれたか」という情報は、同じように書いてみたいと思う僕のような人間にとってはものすごく楽しいことだ。
創作の現場、秘話、裏話みたいなもの。

この頃はDVDを買うと、必ずと言っていいほどメイキングだとかコメンタリー(監督等が映画の映像にあわせて解説してくれる)だとかがついてきて、こういう創作「途上」の話というようなものが一般的になってきた感がある。
僕が学生の頃はまだビデオが主流でそこにはメイキングなどの付加情報はなく、変わりに長ったらしいCMばかりが入っていたし、そもそもこういう「ハウツー」みたいなものは今ほどはあふれていなかったように思う。
そんな下世話な話はしまい、というような空気もあったのかもしれない。
60年代の本で0041『作家の秘密ー14人の作家とのインタビュー』というのがあるが、そこにはこう書いてある。
「作家にとって語るべき秘密は何もない。作品がすべてなのだから」

この本には地元市立図書館で出会い、借りては返し、返しては借りに行った覚えがある。
それで、3度目くらいのとき、これは手に入れておかねばならないだろうと思い立ち、父親のクレジットカードで騙されやしないかどきどきしながら、はじめてのネットショッピングというやつをやったのではなかっただろうか。
懐かしい思い出である。
今ではネットショッピングは日常の出来事になった。

これから二カ月、ハワイに行って小説を書く予定です。やっぱり隔絶された場所に行かないと集中できないし、日本にいて隔絶されるというのはほとんど困難だから。結局、『ノルウェイの森』以降、すべての長篇は海外で書いていることになりますね。

引用部は村上春樹氏のインタビューより。
ハワイで書く「小説」とは、おそらく『スプートニクの恋人』のことだと思われる。

※2008/01/14 リライト
posted by B&M at 00:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0002『ちひろ』

★★★★4

ちひろ 上

ちひろ 上

  • 作者: 安田 弘之
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2007/06/20
  • メディア: コミック



痛い?悔しい?ううん、おもしろい。なんでだろ。あたしやっぱり壊れてるのかな。

『ショムニ』を描いた安田さんという人が作者だそうです。
この人のマンガははじめてでした。
そして、この風俗嬢を描いた作品を見て、なんて素晴らしいんだと思いました。
他の作品も是非読んでみたい、と思わせる何かがあるんですね。

ちひろさん他、女のひとをこんなにも幽艶に描ける画力もすごいです。
どんなにひどいことが起きても、ひょうひょうと生きていくちひろ。
それをしっかり描けている。
線がすごいんだと思います。単純な線のようで、魔法の線です。
奇跡です。

「あたし汚れてる?」「ああ。」「あたし、壊れてる?」「ああそうだ。カワイイ顔して、どうしようもないドスケベ女だよ、お前は。」「そう、よかった。でなきゃあなたを愛せないもの。」


星4つとしたのは、下巻の冒頭、少しだけ物語が中だるみというか、停滞してしまう感じがしたので。
ただの「感じ」で、今はまだ言い表せれませんが。
未来も言い表せられないかもしれませんが。
ただの思い過ごしかもしれませんが。


ちひろ 下 (2)

ちひろ 下 (2)

  • 作者: 安田 弘之
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2007/06/20
  • メディア: コミック



posted by B&M at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月06日

このブログの起ち上げあれこれ

このブログを起ち上げるのに、いくつか新しいことを試みた。

まず、上部の本の画像ですが、はじめは自分の本棚の写真を撮って利用しようかと考えていました。
しかし、いまいち納得できなかったため、本の画像を集めて同じ大きさにして、並べてみた。
手順は以下の通り。(OSはMacintoshです。)

<本の画像入手>
1.Google イメージ検索で本の題名を入力、タブでどんどん表示
2.「画像を最大化」のところをoption押しでダウンロード。

<画像を加工>
1.DnD Converterで高さ180ピクセルにあわせる

<画像を貼り付け>
1.AppleWorksの「新規ドロワー」に並べていく。
2.jpg形式で保存。

<egwordの画像効果を得る>
1.egword Universal 2で25pesoという題字を入れ、影をつけました。しかし、このままではjpegに出力できないので、
2.「プリント」からPDF形式で保存。

<画像を切り取り>
1.ImageWellにてちょうどいい大きさに切り取りました。

※上記のソフトはegwordとAppleWorks以外はフリーソフトです。

いつか、本の画像を変えたくなったら、上記の手順で変えられます。
ちょっとめんどくさいけども。
Photoshopなどを持たない素人でもできる安上がりな方法です。

***

今回、本店の25pesoとともに、faviconを設置しました。
faviconというのは、URLの隣に表示される、16pxの小さなアイコンのことです。
:::mac cafe:::: ファビコンさんとこと、ブログでアドレスバーにアイコン(ファビコン)を表示させる方法シーサーブログカスタマイズさんとこを参考にさせていただきました。

アイコンの作成には、PhotoStudioを利用しました。
これはいつぞやなんかの時にインストールされたもので、Canon関係の製品についてきたものです。

ブログでアドレスバーにアイコン(ファビコン)を表示させる方法シーサーブログカスタマイズさんとこによると、Webサービスで作れるところもあるようです。

かくして、25peso読書ノートはできあがったのでした。
posted by B&M at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 管理者日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

0001『使える読書』

★★★3
使える読書
使える読書
齋藤孝

遠心力読書でパーンとすっ飛んで、同時に脳の起爆現象が起こって、自分の限界を超えて、やがて一本の刀にたどり着く。


齋藤孝さんの文章が、『使える読書』では普段とちょっと変わっているのかな、と思った。
なんというか、すごく身近だ。
くんずほぐれつ』あたりなんかは、学者っぽい、難しい文章を書かれるなあと思っていたが、だんだんとわかりやすくなって、この頃の本はすべてすとんと入ってくる。明朗なのだ。
今回は、それに加えてフレンドリーさというかそういう感じを受ける。
書評の本だからだろうか。
一緒に読もうぜ。
そんな姿勢が読み取れる。

齋藤孝さんの『三色ボールペン情報活用術』はバイブルだ。
僕も3色ボールペン(正確にはZEBRA製の4色+シャープペンシルだけど)を活用して読書している。
齋藤孝さんも「教える立場」にある人で、いろいろな方法なんかを明に暗に教えてくれているようだ。

はじめ20ぺージほどの「取扱説明書」だけで、結構な読みごたえがある。(もちろんこの部分だけなら簡単に本屋さんで立ち読みできてしまうだろうけれど。)
できそう、やれそう、やってみようと思わせるテクニックは、教員として大いに見習いたい。

使える読書の中に書いてあって実行したいと思ったものは以下の通り。
・本を読んで、そこから一本の刀(キーワード)を抜き取る。
・フォーマットを決めて読む。(声に出して読みたい一文を抜き出す)
・外科医的に読む。たいせつな命は徹底的に守りながらも、ガンは全摘して読み飛ばす。

この新書はブックガイドになっているが、いかに著者がその本から「声に出して読みたい一文」と、一本の刀を抜き取るか、という、読書の型の実践になっている点も面白い。
齋藤氏は根っからの教育者なのだなあ、と思う。

さて、この読書ノートブログでのレビューのフォーマットですが、以下のようにルールを決めようと思います。
・題名に千冊までのカウントダウンを。(0001『使える読書』といった感じ。)
・Ratingする。星1つ〜星5つまでの5段階評価。星5つは殿堂入り。
・「一本の刀」たる一文を、多すぎもせず少なすぎもせず引用する。
・ジャンル別にカテゴライズする。『使える読書』がなぜ[教育]カテゴリーかと言うと、上記を読んでいただければわかるかと思う。カテゴリーは臨機応変に増やしていく。

僕らが読まなきゃいけないはずの本は、その本以外にも何千冊とある。(p21)


さて、長い旅ははじまったばかりだ。
最後まで続けることができるだろうか?
僕自身、「1000」をタイプすることができるように願いながら、このブログをはじめたいと思います・・・。
posted by B&M at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

はじめに

僕は読書家ではない。
そのくせ、古本屋に行ってはたくさんの本を買うだけ買ってくる。
「これだけ読めれば僕もちょっとはひとかどのものになるだろう。」
結局本たちは読まれることもないまま、学生時代からるいるいと積み上がっている。
引っ越しの際に、荷物のほとんどが読まれていない本の段ボールだったとかいう話。(一体何冊になったんだろう?)

あまり本を読まないのに、小説家になりたいなどという夢を持っている。
「書くこと」に関する特別な思い入れはあるようだ。
けれど、「書くこと」と「読むこと」は表裏一体。
読むことなしに、書くことはないのではないか?(ある有名な人が、読書は考えることを怠けることだと言ってはいたが・・・。)

遅読で、頭の回転もよろしくない。
何より記憶力がない。
すぐにいろんなことを忘れてしまう。
それでも、読まないよりは読むほうがいい。
教師たる者、幅広い知識がなければならない。
教科(英語)だけの知識でもいけない。
そんな風に思うし、インターネットの世界では、ものすごい読書家さんたちの生活を垣間見ることができる。
この人たちの頭の中はどうなっているんだろうか・・・?

松岡正剛の千夜千冊
こちらのサイトでは、2000年から1日1冊(1夜1冊)で本を紹介していっています。
プロの物書きさんでもありますが、書かれてあることも高度で、すごい、の一言です。
真似できません。

信兵衛の読書手帖
プロフィール欄に「仕事が終わるのが早くなったので、その分本がより読めるようになりました。さらに、市立図書館がとても利用し甲斐があるのでどんどんリクエストしてしまい、借出期限までに読み終わらねばとその分せっせと読まなくてはいけなくなり、かえって忙しくなったような。」とあるように、本はなるべく所蔵せず、借りて読む形をとっておられる。年配の方ですが、すばらしい読書量です。
こちらも真似できません。

すみ&にえ「ほんやく本のススメ」
すみさんとにえさんの姉妹コンビで、海外の小説をずんずん読んで話し合っています。
大学の頃に見つけて、感銘をうけました。
お二人の会話がなんとも言えず。
ここで何人かの海外作家を知るきっかけになったような気がします。
トマス・ピンチョンなんかを読破されてるところなんかはもう・・・。
真似できません。

八方美人な書評ページ
こちらはひたすら褒めることを肝においた書評ページ。
07.8.5現在908冊掲載だそうで、1000冊までもう一歩ですね。

苗村屋読書日記
では、ビジネスに関する本などから小説まで、現在566冊のレビューが載っています。

※右部「リンク」にこれらのサイトへのリンクを掲載させていただいております。無断リンクが問題となられる場合、コメントにてお知らせ下さい。

他にもあまた素晴らしい読書をする方がたくさんいます。(立花隆さんのネコビルなんて、どうなっているんだろう。)
高校時代の友人にも、ものすごい勢いで本を読む人はいました。
僕のCPUはきっと動くのが遅いのでしょうし、ハードディスクは人より小さいのだと思います。
けれど、僕にできる限りの読書はするべきだろうと思い立ち、このブログを起ち上げました。
今までに既に読んだ本や、マンガなども織り交ぜて、仕事が忙しくなっても続けられるような、簡潔な形での1000冊読破&レビュー掲載を目指したいと思います。

まずは、記念すべき一冊目のレビューを書きながら、方針を立てたいと思います・・・。
posted by B&M at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 管理者日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする